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【2021年10月】格安SIMの通信速度を14回線で比較

格安SIMの通信速度測定比較-2021年10
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など、様々な面で不安になる方もいるかと思います。

この記事では通信速度に焦点を当てて解説していきます。

通信速度を知るためには実際に使用して検証する必要があります。

そのため、2021年10月は筆者が実際に契約している14回線の格安SIMの速度を検証し、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。

目次

格安SIMの通信速度測定方法

格安SIMの速度測定方法は以下の通りです。

測定日時 2021年10月12日(金)
  • 朝(8時30分頃)
  • 昼(12時30分頃)
  • 夕(16時30分頃)
  • 夜(20時30分頃)
測定場所 千葉県松戸市
測定機器

Apple iPhone SE(第2世代)13台

※ 端末が1台足りないため、

BIGLOBEモバイル

測定直後にのSIMを入れ替えて検証。

測定方法 速度測定アプリ「Speedtest.net」を用いて、各時間に各1回ずつ下り・上り速度を測定。

検証したSIM
回線 格安SIM
docomo



(d)

BIGLOBEモバイル

(d)

au
1.0

(a)
(a)
SoftBank
Rakuten
  • は下り速度が最大3Mbps(公称値)しか出ませんが特別に参加してもらいました(まさか負ける格安SIMがあるとは・・・)。

このサイトで紹介する通信速度はあくまでも目安です。

場所・時間等の条件により通信速度は大きく異なります。

筆者の計測している場所での通信速度は、docomo回線>楽天回線>SoftBank回線≒au回線 といった傾向が見られるため、同じ回線同士(など)で比較されるのがよろしいかと思います。

それでは実際に測定した通信速度を紹介します。

格安SIMの時間帯別通信速度測定結果

Apple iPhone SE2 13台を用いて、時間帯別に計測した各格安SIMの下り(ダウンロード)速度、上り(アップロード)速度、pingを紹介します。

速度の単位は全てMbpsですが記事内では基本的に省略しています。

グラフのカラーについて

赤:docomo回線
黄:au回線
緑:SoftBank回線
青:Rakuten回線

朝(8時30分頃)の速度

2021年10月 朝(8時30分頃)の通信速度【sumahomaho.com】

朝の時間帯は通勤・通学などで混み合う時間帯ですが、いずれの格安SIMも通常使用においては問題ない程度の速度が出ています。

ただ、上り(アップロード)速度において、

BIGLOBEモバイル

(a)とが1Mbpsを下回っているため、若干不安です。

朝の下り速度
(d)
61.4
30.3
(a)
9.80
1.0
9.26
8.14
7.28
朝の上り速度
(d)
12.9
(a)
7.60
7.16
1.0
6.66
3.45
2.17
通信事業者ping下り上り
3930.37.16
3424.96.60
(d)3061.412.9
(d)2930.66.39
3829.94.37
367.282.17
1.0389.266.66
4910.80.940
(a)489.807.60
(a)375.631.06
423.202.23
378.143.45
2811.64.64
3219.42.42

昼(12時30分頃)の速度

2021年10月 昼(12時30分頃)の通信速度【sumahomaho.com】

昼食休みで比較的混みやすい時間帯です。

良好な速度が出る格安SIMが多い中、のdocomo回線、au回線がかなり苦戦しています。

昼の下り速度
40.1
1.0
12.6
11.5
8.82
(d)
3.04
(a)
1.81
昼の上り速度
8.10
(a)
5.94
(d)
4.91
1.0
4.47
4.26
1.34
通信事業者ping下り上り
2740.14.26
3152.54.99
(d)1363.044.91
(d)3617.45.39
2631.15.55
368.821.34
1.04612.64.47
3711.86.75
(a)1341.815.94
(a)517.146.25
483.351.79
3811.58.10
327.962.51
3644.711.3

夕(16時30分頃)の速度

2021年10月 夕(16時30分頃)の通信速度【sumahomaho.com】

学校や仕事が終わり帰路に就く方も出てくる夕方の16時30分頃。

下りの速度はいずれの格安SIMも安定した速度が出ていますが、上りの速度ではUQ mobileの調子がイマイチ上がりません。

夕の下り速度
(d)
38.7
36.9
22.3
(a)
17.7
13.1
1.0
12.2
夕の上り速度
13.8
9.11
1.0
7.11
(d)
4.66
(a)
3.39
1.52
通信事業者ping下り上り
3036.913.8
3159.04.94
(d)5038.74.66
(d)3828.27.32
3745.010.1
4713.19.11
1.02912.27.11
4717.10.590
(a)5417.73.39
(a)4224.52.42
443.102.20
4222.31.52
3719.34.59
3853.59.72

夜(20時30分頃)の速度

2021年10月 夜(20時30分頃)の通信速度【sumahomaho.com】

比較的自由に時間を使いやすい夜の20時30分頃です。

全体的に十分な速度が出ています。

IIJmioは昼以外は非常に速いと感じます。

夜の下り速度
(d)
49.6
31.4
(a)
19.5
1.0
6.85
5.71
4.87
夜の上り速度
(d)
10.7
6.15
5.16
(a)
5.00
1.0
3.44
2.93
通信事業者ping下り上り
2931.46.15
2621.75.12
(d)5849.610.7
(d)2744.52.38
4023.96.55
475.712.93
1.0486.853.44
476.546.9
(a)4919.55.00
(a)365.027.56
483.131.89
294.875.16
179.455.33
3035.616.4

格安SIMの速度 |まとめ

2021年10月 格安SIMの通信速度(平均)【sumahomaho.com】

朝・昼・夕・夜の平均の速度(Mbps)を求めました。

平均速度の計算方法は{(朝の速度)+(昼の速度)+(夕の速度)+(夜の速度)}÷4と単純な方法を採用しています。

数値は有効数字3桁で表し、4桁目を四捨五入しています。

下り速度(平均)
(d)
38.2
34.7
(a)
12.2
11.7
1.0
10.2
8.73
上り速度(平均)
(d)
8.29
7.84
(a)
5.48
1.0
5.42
4.56
3.89

有効数字を処理する前の数値は以下の通りです。

通信事業者ping下り上り
31.2534.67507.84250
30.5039.52505.41250
(d)68.5038.18508.29250
(d)32.5030.17505.37000
35.2532.47506.64250
41.508.727503.88750
1.040.2510.22755.42000
45.0011.56003.79500
(a)71.2512.20255.48250
(a)41.5010.57254.32250
45.503.195002.02750
36.5011.70254.55750
28.5012.07754.26750
34.0038.30009.96000

ただ、単純に平均の速度で比較してしまうと、外れ値(他の値から大きく外れた値)などにより適正に評価できない部分もあります。

おすすめの格安SIMランキング|2021年10月編

おすすめの格安SIMを選定するにあたり、以下の事項を重要視しました。

  • 通信速度
  • 通信速度の安定性
  • 回線ごとに比較
  • 月額料金
  • サポート体制

そのため、先ほど紹介した平均の速度ではなく、数値のバラツキなどを見ることができる箱ひげ図を用いて少しでも正確に評価することにしました。

筆者が作成した格安SIMのダウンロード速度・アップロード速度に関する箱ひげ図はこちらになります。

2021年10月 格安SIM下り速度(箱ひげ図)
2021年10月 格安SIMの上り速度(箱ひげ図)

箱ひげ図の見方(今回の場合)を簡単に紹介すると以下のようになります。

の下り速度のデータを用いて計算例も記載しました。

スクロールできます
記号説明ahamoの下り速度の例
T部分のー最大の速度40.1
長方形の上端2番目に最大の速度36.9
長方形内の×平均の速度30.3+31.4+36.9+40.1)÷4=34.675
長方形内のー中央値
(真ん中の順位に最も近い2つの値の平均値)
(31.4+36.9)÷2=34.15
長方形の下端2番目に最小の速度31.4
⊥部分のー最小の速度30.3
ahamoの下り速度
30.331.436.940.1

先ほども軽く説明しましたが、箱ひげ図の伸び具合を見ることで速度のばらつきがわかりやすくなります。

のようにグラフがぺちゃんこになっているものは速度のばらつきが少ない、逆に、(d)の下り速度やの上り速度のようにグラフが縦に伸びている場合は時間帯による速度差がかなりあるといった見方をすることができます。

これを踏まえ、回線ごとにおすすめの格安SIMを紹介します。

docomo回線

1位:ahamo

ahamo

docomo回線で1位に選んだのは、docomoの別プランであるです。

ahamoは速度に関して非常に安定しているだけでなく、docomoショップにて申し込み手続き(有料)や修理受付(無料)にも対応してくださるため誰にでもおススメできます。

ただ、ahamoは5分以内の通話(何度でも)無料+20GBの通信量で2,970円と魅力的なプランを展開してますが、1プランしかないためあまり使わないという方にはおススメできません。

また、パケットが20GB/月で足りない方はdocomo一択です。

2位:OCNモバイルONE

OCNモバイルONE

2位に選んだは2022年1月1日よりNTTドコモの子会社となるNTTコミュニケーションズが運営する格安SIMです。

そのため、OCNモバイルONEの速度はahamoと同程度もしくはそれ以上出ます。

また、OCNモバイルONEは550円で使えるプラン(最大月10分の無料通話+0.5GB)から10GBのプランまで選択できる上、ドコモショップや公式サイトから申し込めるため、大容量プランは不要であるといった方には真っ先におすすめできます。

公式サイトからSIMとスマートフォンがセットになったスマホセットで契約することで最新のiPhoneやAnddroidスマートフォンもお得に購入できます。

OCNモバイルONEはチャット限定クーポンを利用するとお得に購入できます。

3位:y.u mobile

y.u mobile

3位はです。

あまり馴染みのないという方もいるかもしれませんが、y.u mobileは、家電量販店大手の「ヤマダ電機」と映像配信大手の「U-NEXT」が出資して2020年に誕生した新しい格安SIMです。

y.u mobileは通信速度の安定性が抜群なだけではありません。

値下げを繰り返し5GBで1,070円とオトクになったプランやU-NEXTの月額プランが無料となるプランまで用意されています。

また、無期限でパケットを繰り越せる「永久繰り越しギガ」(最大100GBまで)、修理費用保険付き、ヤマダ電機で契約できるなど非常に魅力的な格安SIMです。

ただ、スマートフォン(端末)の販売は行われていないため、SIMとセットで安くスマホを買いたいという方には向きません。

4位:IIJmio(d)

IIJmio

4位の(d)は比較的速度は速いものの、昼間の速度が使え物にならいためこの順位です。

IIJmioはスマートフォンの端末代が安い傾向にあります(特にAndroid搭載スマートフォン)。

新規・MNPの場合にスマートフォンとSIMセットで安く購入できる格安SIMは多く見られますが、IIJmioではIIJmio利用者向けにも安く端末を販売しています。

そのため、IIJmioは「今は新しいスマホはいらないけど、いつかは買いそう」といった方にもおすすめできます。

IIJmioのドコモ回線は165円から利用できるeSIMに対応しているため、iPhoneなどでサブとして利用するのも良いでしょう。

5位:BIGLOBEモバイル(d)

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイル

(d)はKDDI(au)の子会社であるBIGLOBEが提供する格安SIMです。

下りの速度はまずまずですが、上りの速度に若干の不安があります。

ただ、(d)速度は(d)同様混み合う時間帯が遅くなる傾向があります。

BIGLOBEモバイル(d)でも端末とのセット販売がお得ですが、ポイントで還元されるため若干面倒に感じることがあります。

また、BIGLOBEモバイルの家族割が契約時でないと申し込めない、BIGLOBEモバイル解約してもベーシックコース(月額基本料金220円)は自動で解約されないなど使いにくいと感じる部分も多いため、この順位としました。

au回線

1位:UQ mobile

UQ mobile

1位にはauが運営するを選出しましたが、2年ほど前と比べると速度低下が目立ち、夕方の上り速度の0.590Mbpsは非常に不安です。

UQ mobileはauの店舗での契約・相談ができるため、大きなメリットと言えるでしょう。

料金は3GBで1,628円~と若干高めですが、自宅セット割で990円~となるため、auでんき、対象のインターネットサービス、au ホームルーター 5Gを利用中の方は真っ先におすすめできます。

ただ、UQ mobileの料金プランは3パターン(3GB/15GB/25GB)しか用意されていない点は大きなデメリットです。

au

無制限のプランが利用したい時は、簡単にauへ移行することができます。

2位:IIJmio(a)

IIJmio

2位は(a)です。

の順位決定に苦労しましたが、IIJmioにはauショップのようなサポート店が存在しないため2位としました(契約はIIJmioの取り扱い店舗でも受け付けています)。

また、通信速度において、IIJmio(a)はUQmobileよりも勝るタイミングも見受けられました。

3位︰BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEはKDDIの子会社ということもあり、au回線は期待したいところですが、あまり速くありません。

BIGLOBEモバイルは端末が安いだけでなく月額料金も安いため、私や家族も積極的に利用していますが、混雑時は電波が入る場所でも通信できないことがよくあります。

そのため、積極的にはおすすめできないのが本音です。

donedone

特定のアプリで膨大な通信をする方はBIGLOBEの別ブランド「donedone(ドネドネ)」も検討してみてください。

povo

au系の格安SIMとしては月額0円~利用できるpovo2.0もありますが、サービス開始直後ということもあり、電話番号消失など大きな問題を抱えているため現時点ではあまりおすすめできません。

SoftBank回線

1位︰Y!mobile

Y!mobile

SoftBankの別ブランドであるY!mobileが1位ですが、LINEMOと通信速度はほとんど変わりません。

ワイモバイルの料金は3GB(1年目は5GB)で月2,178円~とLINEMOの3GB 月990円と比べれば高く感じるかもしれませんが、プランにはPayPayやYahoo!ショッピングなどがお得に利用できる月額508円相当の「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」が含まれていることや店頭でのサポートが受けられることを考えると決して高くはありません。

Y!mobileで家族割引サービスやおうち割 光セット(A)を適用できる方であれば毎月1,188円引きとなり、3GB(1年目は5GB)で月990円~から利用できるためLINEMOよりお得になります。

2位︰LINEMO

LINEMO

2位のLINEMOは速度の面においてはLINEMOとY!mobileはさほど変わらないため、日常生活において困ることはほとんどないでしょう。

LINEMOはY!mobileのようにYahoo! IDやPayPayアカウントを作成する必要がないため気楽です。

セット割などの煩わしい条件なしで3GBのミニプランが月990円〜利用できるのもメリットと言えます。

LINEMOでは通話準定額が一年間年無料キャンペーンや、LINEスタンプ プレミアム実質無料キャンペーンも行われているため選択肢の一つになるかと思います。

Rakuten回線

楽天モバイル

Rakuten Mobile

楽天モバイル(MNO)の速度は速いことがわかりましたが、圏外のエリアもまだまだ多いためサブ回線としての利用がおすすめです。

楽天モバイルは、パケットが1GBまで無料、Rakuten Linkのアプリを利用すれば通話料も無料(ナビダイヤルなどを除く)と非常にお得なため、まだ利用していない方は今すぐ契約しましょう。

スマホマホ

最後までご覧いただきありがとうございました。

当ブログ初の通信測定結果を紹介しました。

今後も測定方法の改善を行い、毎月測定していきます。

通信速度測定においてのご意見・ご要望がありましたら、当記事下部のコメント欄、@sumahomaho)、 @sumahomaho)からご連絡下さい。

来月はイオンモバイル、日本通信、HISモバイルの7回線を追加して測定を行う予定ですのでご期待ください。

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