当記事では23の格安SIMを実際に使用している筆者が、皆さんに最適な格安SIMを提案します。
格安SIMをを扱う事業者は500を超えるとも言われており、私たち一般ユーザーからするとどの格安SIMを選べば良いのか迷ってしまいます。
いろんな格安SIMのサイトを見てみたけど正直違いがわからない。
格安SIMは速度が遅いと聞いたけど、どこも遅いのかな?
今使っている格安SIMの速度が遅いから乗り換えたいけど、そこが速いのかわからない。
など、公式サイトを見ても違いがわからないケースはよくあります。
そのため、筆者が実際に利用している有名所の格安SIMの中からさらに厳選し、皆さんにおすすめの格安SIMを紹介します。
その前にそもそも「格安SIMとはなんなのか?」を簡単に説明します。
格安SIMとは、通信料が携帯キャリア(ドコモ、au、SoftBank、楽天)よりも低価格な通信サービスのことを指します。
一般的には、大手キャリアから通信回線を借りている仮想移動体通信事業者(MVNO、Mobile Virtual Network Operator)のことを指すことも多いですが、この記事ではキャリアとも呼ばれる移動体通信事業者(MNO、Mobile Network Operator)が展開するサブブランドやオンライン専用ブランドも格安SIMとして扱います。
格安SIMでMVNOを選ぶメリットが少ない理由
メインブランド | オンライン専用ブランド | サブブランド |
---|---|---|
2021年にはキャリアの低価格なオンライン専用ブランド(ahamo、povo、LINEMO)が誕生し、MVNO(IIJmio、mineoなど多数)を選ぶメリットはかなり少なくなりました。
MVNOを選ぶメリットが少なくなった理由は以下の3つが上げられます。
- 速度
- 料金
- サポート
速度
当サイトでは毎月格安SIMの測定を行っています。
そのデータからもMVNOよりもMNO(メインブランド、サブブランド、オンライン専用ブランド)の方が速度の面で優れている傾向にあります。
2022年5月の各格安SIMの下り速度をまとめた画像を見てもMNOの方が速度が出ているのは明らかです(SoftBank回線はなんとも言えませんが・・・)。
最新の速度測定結果はコチラで確認できます。
「なぜ、MVNOは回線の混雑する時間帯を中心に速度低下が起こりやすいのか」を簡単に解説します。
画像を見て下さい。
わかりやすいように、道路(帯域)と車(ユーザー)に例えて考えてみます。
MNOは3車線分の道路(帯域)を全て利用できますが、MVNOはコスト削減のため一部の道路(帯域)しか借りていません。
そのため、MVNOは多くの車(ユーザー)が利用するお昼休みや夜間の時間帯などになると道路(帯域)が混み合い、速度低下に繋がります。
料金
政府主導による「携帯料金値下げ」が実現し、MNOのオンライン専用ブランドが誕生しました。
そのため、MNO(オンライン専用ブランド)の価格差がほとんどない状況となりました。
楽天モバイル(MNO)はオンライン専用ブランドに対抗して値下げを実施し、現在では異常なほどお得な料金プランとなっています。
実際にMNO(オンライン専用ブランド)とMVNO(一部)の月額料金を比較してみます。
MNO | MNO | MVNO | MVNO | |
1GB | 1,078円 | ー | 858円 | 1,298円 |
3GB | 1,078円 | 990円 | 1,078円 | ー |
10GB | 2,178円 | ー | 1,848円 | 1,958円 |
20GB | 2,178円 | 2,728円 | 1,958円 | 2,178円 |
表のように実際に価格を比較してみるとMNOとMVNOの価格差はあまりないと言えます。
強いて言うならば、1GB、3GBなどの小容量はMNOが安く、10GB、20GBなどの大容量はMVNOの方が安い傾向にあります。
サポート
MNOとMVNOでは資金力も違うため、MNO方が手厚く迅速なサポートを受けられることが多いです。
MVNOでは「電話で問い合わせても全然つながらない」「MNP予約番号の発行に時間がかかる」などサポート面や対応で不安になることもあります。
各格安SIMのサポート面に関してもこのあとに記載しています。
おすすめの格安SIM
大変お待たせしました(汗)
それでは、オススメの格安SIMを紹介します。
1位:LINEMO
LINEMO
筆者もメインで利用しているほどです。
3GBのミニプランが990円で利用できるのは非常に衝撃です。
LINEMOはSoftBankのオンライン専用ブランド 速度は非常に速い(Y!mobile、SoftBank相当) 煩わしい割引は不要で3GB 990円/月 | |
回線 | SoftBank |
速度 | 非常に速い |
店頭サポート | なし |
サポート | チャット 電話 |
プラン 月額料金 | ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 |
データ繰り越し | 非対応 |
マイページ | 見やすいが情報量が若干多い |
主なキャンペーン | 他社からの乗換で1.2万円相当還元 ミニプラン基本料8ヶ月間実質無料キャンペーン 通話準定額(5分以内の通話が無料)が1年間無料 LINE MUSICが6カ月間無料 |
メリット | 3GBのプランが990円で利用可能 速度が速い 新規・MNPで最大1.2万円還元 マイページがY!mobileとほぼ同じで見やすい |
デメリット | 店頭サポート非対応 プランの種類が少ない スマホの販売なし |
2位:UQ mobile
UQ mobileはauのサブブランド 店舗でのサポートが受けられるので安心感抜群 速度は非常に速い 料金は自宅セット割を適用すれば激安 節約モードでパケットも節約可能 | |
回線 | au |
速度 | 非常に速い |
店頭サポート | あり(2,300店舗以上) |
サポート | 店頭 チャット 電話 |
プラン 月額料金 | くりこしプランS +5G(3GB):1,628円(990円) くりこしプランM +5G(15GB):2,728円(2,090円) くりこしプランL +5G(25GB):3,828円(2,970円) ※()内の金額は自宅セット割適用時 |
データ繰り越し | 対応(翌月まで) |
マイページ | 見やすいがauとのシステム統合によりバグあり |
主なキャンペーン | データ増量オプションⅡが13ヶ月無料 自宅セット割 他社からの乗換で最大1.2万円還元 あなたには |
メリット | 速度が速い 店頭サポート対応 データの繰越あり データの節約モードあり MNPで最大1.2万円還元 スマホの販売あり |
デメリット | 自宅セット割が適用不可だと料金は割高 |
3位:楽天モバイル
楽天モバイルは1プランで非常に分かりやすい 料金は非常に安いにも関わらず店舗でのサポートも対応 Rakuten Linkのアプリを使えば通話は無料 他社より圏外の場所が多いので注意 | |
回線 | 楽天 |
速度 | 非常に速い |
店頭サポート | あり(約1,000店) |
サポート | 店頭 チャット 電話 |
プラン 月額料金 | Rakuten最強プラン 0GB~3GB:1,078円 3GB~20GB:2,178円 20GB~(無制限):3,278円 |
データ繰り越し | 非対応 |
マイページ | 非常に見やすく洗練されている eSIMの発行がスムーズ |
主なキャンペーン | 他社からの乗換でスマホが実質最大3.5万円引き 楽天ひかりが1年無料 |
メリット | 月額料金が非常に安い 通話(Rakuten Link)が無料 速度が速い 店頭サポート対応 段階制の料金プラン MNPで最大3.5万円還元 iPhoneが安い(世界最安級) |
デメリット | 他キャリアと比べて圏外になりやすい 1GB未満の月額料金が0円⇒1,078円に大幅値上げ |
楽天モバイルの
店頭サポート 絶対に必要 | 店頭サポート どちらとも言えない | |
1GB | 1人で利用: 家族で利用: | OCNモバイルONE |
20GB | LINEMO | |
無制限 | docomo | docomo |
4位:ahamo
ahamoはドコモのオンライン専用ブランド 速度は非常に速い 現状20GBのプランのみ 5分以内の通話は何度でも無料 | |
回線 | docomo |
速度 | 非常に速いがパケ詰まりが致命的 |
店頭サポート | あり(3,300円/回) ※申込み・手続きのサポートのみ |
サポート | チャット 店頭 ※チャットで解決せずたらい回しにされることがある |
プラン 月額料金 | 20GB:2,970円 ※ 5分以内の通話無料 大盛りオプション:+80GB 1,980円 |
データ繰り越し | 非対応 |
マイページ | 見やすいが、オンラインで手続き不可なケースあり ※eSIM再発行、ahamo⇒docomoのプラン変更はドコモショップでの対応 |
主なキャンペーン | 他社からの乗換で1万円相当還元 |
メリット | 速度が非常に速い MNPで最大1万円還元 |
デメリット | 他キャリアと比較してパケ詰まりで通信できないことが多い サポートの対応が不十分 マイページで手続きが完結しないことがある |
5位:Y!mobile
Y!mobileはSoftBankのサブブランド 店舗でのサポートが受けられるので安心感抜群 速度は非常に速く、料金も家族割を適用すれば激安 プランに508円/月相当のYahoo!プレミアムが含まれる | |
回線 | SoftBank |
速度 | 非常に速い |
店頭サポート | あり(ワイモバイルショップ:約2,600店) |
サポート | 店頭 チャット 電話 |
プラン 月額料金 | シンプルS(3GB):2,178円(990円) シンプルM(15GB):3,278円(2,090円) シンプルL(25GB):4,158円(2,970円) ※()内の金額は家族割適用時 |
データ繰り越し | 対応(翌月まで) |
マイページ | 見やすいが情報量が若干多い 自社に不利な情報はわかりにくい場所にある |
主なキャンペーン | データ増量OP1年無料 家族割引サービス 他社からの乗換でスマホが最大3.6万円引き ワイモバ親子割 |
メリット | 速度が速い 店頭サポートあり データの繰越あり MNPで最大3.6万円引き スマホの販売あり PayPayがお得に使える Yahoo!プレミアムが付帯 |
デメリット | 家族割がないと月額料金が非常に高い |
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