Galaxy S10+ の特徴
Galaxy S10+は、ほぼ前面全てがInfinity O Displayで、SoCにSnapdragon 855、メモリー8GBと普段使いに困ることのないSamsungのハイエンドモデルのスマートフォンです。
Galaxy S10+は、AKGチューニングステレオスピーカーを採用し、Dolby Atmosにも対応しているため、臨場感あふれる立体的な音を楽しめます。
Galaxy S10+の良い点と悪い点は以下の通りです。
Galaxy S10+ 項目別評価
生体認証(指紋認証・顔認証)と電池持ち以外は合格点と言えます。
Galaxy S10+ スペック一覧表
Samsung Galaxy S10+ (SCV42) |
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発売日 | 2019年 5月23日 |
OS | Android 9 |
SoC | Snapdragon™ 855 |
サイズ | 158×74×7.8mm |
重量 | 約175g |
ディスプレイ | 約6.4インチ Quad HD+ (3,040×1,440) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
micro SD | ○ |
バッテリー | 4,000mAh |
カメラ(背面) | 約1,200万画素+ 約1,200万画素+ 約1,600万画素 |
カメラ(前面) | 約1,000万画素+ 約800万画素 |
カラー | プリズムブラック プリズムホワイト |
生体認証 | 指紋認証(画面内) 顔認証 |
ワイヤレス充電 | ○ |
おサイフケータイ | ○ |
防水/防塵 | ○/○ |
ハイレゾ | ○ |
ワンセグ/フルセグ | ○/○ |
Galaxy S10+ 対応周波数
規格 | 周波数 | Band | docomo Galaxy S10+ (SC-04L) |
au Galaxy S10+ (SCV42) |
docomo | KDDI(au) | SoftBank |
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FDD-LTE | 2.1GHz | 1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
1.7GHz | 3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
900MHz | 8 | ○ | |||||
1.5GHz | 11 | ○ | ○ | ||||
800MHz | 18/26 | ○ | ○ | ||||
800MHz | 19 | ○ | ○ | ||||
1.5GHz | 21 | ○ | ○ | ||||
700MHz | 28 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
TDD-LTE (AXGP含む) |
2.5GHz | 41 | ○ | ||||
3.5GHz | 42 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
3G (W-CDMA) |
2.1GHz | Ⅰ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
800MHz | Ⅵ/XIX | ○ | ○ | ||||
900MHz | Ⅷ | ○ | ○ |
Galaxy S10+ 開封の儀
Galaxy S10シリーズの外箱は、本体のカラーによって外箱の文字の部分の色が異なります。今回、筆者の購入したカラーはプリズムホワイトのため、S10+の文字はプリズムホワイトらしく輝いています。
外箱の側面には、付属品の一覧、対応しているSIM、対応している充電規格が記載されています。
付属品は、説明書類、AKGチューニング マイク付き高音質イヤホン、Micro USBケーブル、TVアンテナケーブル、SIMピン、OTG対応USB変換アダプタ、クリアケースです。クリアケースは固いプラスチック製の物が入っています。
Galaxy Note10+に付属するケースは柔らかいTPU素材の物となっており、後継機と異なります。
国内版(au)にもかがらず、OTG対応USB変換アダプタにはSamsungの文字が見られました。国内版ではSamsungの文字を徹底的に排除されていますが、ここには残っていました。
Galaxy S10+ デザイン
Galaxy S10+のディスプレイはベゼルを極限までなくした「infinity-O Display」が採用されているため、スマートフォンの前面ほぼ全てがディスプレイとなっています。
ディスプレイの右上にはパンチホールがあり、そこにフロントカメラが搭載されています。
このパンチホールは、特殊なレーザーでディスプレイを切り抜いて作られています。
この技術は難易度が高く、SamsungやHUAWEIなど一部のメーカーにしかできない技です。
パンチホールのおかげで、ノッチを採用せずにはすみますが、ディスプレイの右上が切り抜かれているため、ディスプレイが一部分ありません。
購入当初はディスプレイの右上がくり抜かれていることに対してそこまで気にしていませんでしたが、想像以上に右上には重要な内容が表示されるため困りました。
また、有線イヤホンを使用してゲームをする時、どうしても右下のパンチホールに触ってしまうことが何度もあり、レースゲームをするときは気をつけなければなりませんでした。
Galaxy S10+ レスポンス
SoCにSnapdragon 855、メモリー8GB、ストレージ128GBとハイエンドモデルらしいスペックとなっています。
Galaxy S10+はメモリーが8GBあるためか、ゲームにおいては、6GB+128GBモデルのXiaomi Black Shark 2よりもサクサク動きます。
Galaxy S10+ バッテリー持ち
バッテリー容量は4,000mAhと平均的ですが、電池持ちは、イマイチと言えます。
ウェブで調べ事をしたり、メールを見る程度でもどんどん電池が減るイメージがあります。
あくまでも実験での結果です。実験についての詳細はコチラでご確認下さい。
Galaxy S10+ カメラ
HUAWEIがカメラに力を入れるようになってから、各社もカメラに力を入れるようになりました。
GalaxyのスマートフォンもGalaxy S10シリーズでカメラ機能は一番進化したように感じます。
昼間の撮影に関してはかなり綺麗に撮れます。
少し暗く写っていますが、この日は曇っていたため多少は仕方ありません。
AIでの補正が弱くのかわかりませんが、他社の機種と比較すると実物に近い色合いで撮れます。
食べ物を撮影する際、カメラを被写体に向けるだけで食べ物モードが適応されます。
何も設定をせずに撮りましたが美味しそうに撮れています。左下には湯気まで写っています。
エクレアやデザートも綺麗に撮れています。
↓イベントについてはコチラ
しかし、夜間や夜景の撮影においては、街灯などのライトが白飛び(明るい部分が明るくなりすぎて白くなる現象)したり、真っ暗な時にほとんど映らないなど改善すべき点も見られます。
東京駅を撮影しました。
東京駅の奥にある看板にご注目下さい。周りが白く明るくなってしまっています。この辺りがGalaxy S10シリーズの改善すべきポイントだと感じました。
夜景モードを使用することにより、20時ごろに撮影してもここまで明るく撮ることができます。本当に写真なのかと思うくらい美しく撮れています。
しかし、ピントが合わないときやマクロモードがイマイチということもあり、筆者はGalaxy S10+をメイン端末ひにしながらも、写真を撮る際はHUAWEI Mate 20 Pro を主に使用していました。
Galaxy Note10+をメインにしてからは、Note10+でカメラを撮ることがかなり増えました。
3機種のカメラにおける満足度は、Galaxy Note10+〉Mate 20 Pro〉Galaxy S10+です。
Galaxy S10+ 生体認証
近年、ディスプレイ内指紋認証を搭載するスマートフォンが増えてきました。
Galaxy S10シリーズの指紋センサーは、他社と同様にディスプレイ内(画面内)にあります。
指紋認証の方式として光学式を採用するメーカーが多い一方、Samsungは世界で初めてGalaxy S10 シリーズに超音波式を採用しました。
しかし、超音波式の指紋センサーは非常に認証速度が遅い上、エラーで認証できないことが多々あります。
フィルムもSamsung公式の物でないと指紋認証が使えないことが多く、ガラスフィルムを利用することはできません。
筆者も試しにガラスフィルムを貼ってみましたが、指紋の登録すらできませんでした。
また、つい先日、誤反応によりシリコン製ケースでロック解除ができてしまう不具合も発覚しました。
セキュリティー上、超音波式は光学式よりも安全と言われていましたが、残念ながらそうとも言えなそうです。
Galaxy S10+ 音質
Galaxy S10+のステレオスピーカーは、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応しているため、高音質で楽しむことができます。
イヤホンジャックが廃止されるハイエンドモデルのスマートフォンも増える中、Galaxy S10シリーズはイヤホンジャックを搭載しています。
そのため、有線イヤホンで音楽、動画、ゲームなどを楽しめます。
AKG(アーカーゲー)がチューニングした付属のイヤホンは、他社製品の物よりも音質は良く日常生活でも問題なく使えます。
Galaxy S10+ 発熱のしにくさ
SoCはSnapdragon 855とハイエンドクラスの物が採用されていることもあり、ベンチマークテストによる発熱は、ややすることがわかっています。
実験についての詳細はコチラ。
ただし、Galaxy S7 edge / Galaxy S8 シリーズ / Galaxy S9シリーズと比べるとかなり発熱が抑えられているように感じます。
これらの機種は、発熱によりまともに動かないことも多々ありました。
発熱によりカメラが使えないこともよくありましたが、Galaxy S10+ではこのようなことは起こりません。
Galaxy S10+とGalaxy Note10+ の比較
Samsung Galaxy Note10+ docomo/au (SC-01M/SCV45) | Samsung Galaxy S10+ docomo/au (SC-04L/SCV42) | |
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OS | Android9 | Android9 |
SoC | Snapdragon 855 | Snapdragon 855 |
サイズ | 162.3×77.2×7.9mm | 157.6 x 74.1 x 7.8 mm |
重量 | 196g | 175g(ガラスモデル) 198g(セラミックモデル) |
ディスプレイ | 6.8インチ Quad HD+ Dynamic AMOLED Infinity-O Display (3040×1440) 498 ppi | 6.4インチ Quad HD+ Dynamic AMOLED Infinity-O Display (3040×1440) 522 ppi |
メモリ | 12GB | 8GB |
ストレージ | 256GB | 128GB |
micro SD | ○ | ○ |
バッテリー | 4,300mAh | 4,000mAh |
カメラ(背面) | 12MP望遠カメラ(f/2.1) 12MP広角カメラ(f/1.5-f/2.4) 16MP超広角カメラ(f/2.2,123度) デプスビジョンカメラ | 12MP望遠カメラ(f/2.4) 12MP広角カメラ(f/1.5-f/2.4) 16MP超広角カメラ(f/2.2,123度) |
カメラ(前面) | 10MP(f/2.2) | 10MP(f/1.9) RGB深度カメラ(f/2.2) |
カラー | オーラグロー オーラブラック オーラホワイト | プリズム ホワイト プリズム ブラック |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
Galaxy S10+の後に発売されたGalaxy Note10+ではS10+の不満であった多くの点で改善されています。しかし、Galaxy S10+の方が優れている点もありますので紹介致します。
①軽い
Galaxy Note10+が196gに対してGalaxy S10+は175gと20g以上軽く実際に持つと数字以上に違いを感じます。
③イヤホンジャックあり
Galaxy S10+にイヤホンジャックが搭載されているのは大きなポイントであると改めて感じました。Galaxy Note10+もUSB-Cポートでイヤホンを使うことは出来ますが、変換アダプタを使ったり、専用のイヤホンを使わないといけなかったりと非常に不便です。
②電池持ちが良い
電池容量は、GalaxyNote10+が4,300mAh、Galaxy S10+が4,000mAhと容量だけ見ると劣っていますが、実際はGalaxy S10+の方が電池持ちが良いです。
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