SOUNDPEATS Capsule3 Proは8,000円台で購入可能なSOUNDPEATS(サウンドピーツ)の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
SOUNDPEATSはオーディオブランドとして、中国で2010年に創立されました。長年にわたって革新的な科学技術と精密な製造技術を堅持してきて、原音の再現を追求し、高品質・高性能なBluetoothイヤホンを続々と発売しています。
クリアな音質とシンプルかつ美しいデザインで2,000万人を超えるユーザーに愛用されていています。SOUNDPEATSは日本、米国など30以上の国と地域で、2,000万台以上販売しています。
SOUNDPEATSのオーディオ製品はAmazonなどのECサイトだけでなく、ヨドバシカメラなど大手家電量販店でも扱っており、SOUNDPEATSのブランド力は年々増しています。
この記事では、SOUNDPEATS Capsule3 Proを実際に使用して感じたメリット・デメリットをレビューしていきます。
結論からお伝えすると・・・
SOUNDPEATS Capsule3 Proは8千円台とは思えないほど高音質で、手軽に好みの音質にカスタマイズすることができ、電池持ちも良好です。ANC・外部音取り込み機能・ENCはそこまで強力ではないので、安くて高音質なイヤホンを探している方に最もオススメできる商品です。
SOUNDPEATS Capsule3 Proについて詳しくレビューしていきましょう。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの特長をレビュー
SOUNDPEATS Capsule3 Proの特長は以下の6つです。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの特長
- 日本オーディオ協会によるHi-Res認定されたカナル型完全ワイヤレスイヤホン
- LDACコーデックに対応し、ワイヤレスで高音質な音楽を楽しめる
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載
- 風切り音低減機能&ENCノイズキャンセリング機能を搭載
- 専用アプリに対応し、イコライザーやゲームモード等のカスタマイズが可能
- 最大52時間のバッテリー持ちを実現
SOUNDPEATS Capsule3 Proのスペック・仕様は以下の通りです。
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | LDAC / AAC / SBC |
送信距離 | 最大10m程度 |
ドライバー 周波数特性 | ダイナミックドライバー:12mm (バイオセルロース振動板採用) 周波数特性:20Hz-40KHz |
再生時間 | 最大約8時間再生 ※ 充電ケース併用で約52時間 |
充電時間 | イヤホン本体:約1時間 |
充電方法 | 有線(USB Type C) ※ ワイヤレス充電は非対応 |
バッテリー容量 | ケース:500mAh イヤホン:35mAh×2 |
寸法・サイズ | イヤホン本体:33.57×21.53×25.61mm 充電ケース:50.07×67.31×25.9mm |
重量 | イヤホン本体:約5g イヤホン本体+充電ケース:約48g |
防水 | IPX4 |
片耳での使用 | 可能 |
SOUNDPEATS Capsule3 Proの付属品・デザインをレビュー
初めに、SOUNDPEATS Capsule3 Proの付属品・デザイン等をレビューします。
付属品
SOUNDPEATS Capsule3 Proはコンパクトな紙製のパッケージに梱包されており、付属品は以下の通りです。
- イヤーチップ(S・M・Lサイズ、Mは装着済み)
- 充電用USB Type C ケーブル(USB-C & USB-A)
- クイックスタートガイド
- SOUNDPEATS APPの案内
必要なものは一通り揃っています。
デザイン・操作性
SOUNDPEATS Capsule3 Proのカラーは今回紹介しているブラックのみです。
SOUNDPEATS Capsule3 Proは高音質を実現しつつ、軽量化にも努めています。イヤホン本体はそれぞれ約5g、充電ケースは約38gで合わせてもわずか約48gしかありません。
反対側には中央に通知用のLEDがあります。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの充電ケースを他のモデルと比較してみました。
左から、SOUNDPEATS Capsule3 Pro、HUAWEI FreeBuds Pro 2、SONY WF-1000XM4です。高級モデルと比較するのは酷ですが、SOUNDPEATS Capsule3 Proのケースも十分コンパクトなサイズと言えます。
ただ、SOUNDPEATS Capsule3 Proのケースはホコリが付きやすく、その点は気になりました。
SOUNDPEATS Capsule3 Proは柄の部分が内側にあるため、耳に装着する際、手をひねって取り出し装着する、または、取り出したあとに回転させて装着する必要があるため、イヤホンを落としそうになります。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの本体は快適な装着感で定評のあるセミオープン・カナルデザインを採用しています。
イヤホンの装着感は長時間利用する人ほど快適性を重視する傾向にあります。本機は耳を圧迫せず、装着感が良好なため、長時間の利用も問題ありません。
快適に使用するためにも最適なサイズのイヤーチップを使用しましょう。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの本体の内側には「R」「L」の記載があるので、左右の判別も容易です。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの側面は光沢感のあるカッパーカラーを採用しており、オシャレです。サイドボタンでのタッチ操作が可能です(詳細は後ほど)。
上部にはノイズキャンセリング用のマイクを搭載しています。
反対側の内側にもマイクがあります。
SOUNDPEATS Capsule3 Proは、筆者が愛用しているHUAWEI FreeBuds Pro 2と比較すると、柄の部分は長いものの、それ以外は似たような外見となっています。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの音質・使用感をレビュー
SOUNDPEATS Capsule3 Proの音質や実際に使って感じた使用感をレビューしていきます。
音質
SOUNDPEATS Capsule3 Proは口径12mmのダイナミック型ドライバー「バイオセルロース振動板」による豊かで美しい音質を実現しています。
バイオセルロース振動板はSOUNDPEATS専用設計の独自開発された植物由来の繊維で、広がりのあるナチュラルな音質が特徴的です。特にダイナミックドライバーならではのパワフルな低音域は聞いていて非常に気持ち良いです。
SOUNDPEATS Capsule3 Proは日本オーディオ協会によるHi-Res認定されたカナル型完全ワイヤレスイヤホンで、CDを超える音質を体験できます。
Bluetoothの対応コーデックはAAC / SBCだけでなく、ワイヤレスで高音質な音楽を楽しめるLDACにも対応しています。
実際に使用してみても、高音、中音、低音のバランスが非常に良く、ボーカルも聞きやすいと感じます。本当に8千円台のイヤホンか疑ってしまうほど音質はすばらしいものがあります。
筆者は2万円以上のTWSを普段利用していますが、SOUNDPEATS Capsule3 Proでも日常使いには十分なほどの音質だと感じました。
ボーカルはあまり前面に出ないため、音の立体感はそこまでありませんが、ボーカルと楽器の音をバランス良く聴きたい方におすすめなTWSです。
筆者がSOUNDPEATS Capsule3 Proを使って感じた音質の評価は以下の通りです。
- 音に関して知識の浅い筆者の評価です。
操作感
左右のイヤホン本体側面でタッチ操作を行うことができます。操作可能な内容は以下の通りです。
操作 | 左イヤホン | 右イヤホン |
---|---|---|
1回タッチ | 音量DOWN | 音量UP |
2回タッチ | 電話:受話・終話 音楽:再生・一時停止 | 電話:受話・終話 音楽:再生・一時停止 |
3回タッチ | ゲームモードの有効・停止 | 音声アシスタント起動(※) |
1.5秒間長押し | 着信拒否 | 次の曲 |
2秒間長押し | 通話切り替え | 通話切り替え |
- 筆者の環境では利用できず
操作方法は覚える必要がありますが、様々な操作でアクションできます。アプリで操作方法をカスタマイズできれば尚良いと感じました。
2回タッチ、3回タッチなどの複数タップが正確に認識しないことがあり、少しストレスに感じました。筆者が愛用しているHUAWEI FreeBuds Pro 2のように柄をつまんで操作する方が確実だと感じます。
また、SOUNDPEATS Capsule3 Proは着脱検知機能非搭載なため、イヤホンを外しても自動で再生中の音楽は停止しません。
SOUNDPEATS APP(専用アプリ)
専用アプリの「SOUNDPEATS APP」を用いることで、モードの変更、ソフトウェアアップデートだけでなく、自分好みの音質にカスタマイズすることも可能です。
ただ、SOUNDPEATS APPは非常に便利なアプリですが、アプリがSOUNDPEATS Capsule3 Proを認識しなくなるときがあります。アプリの再起動では解決できず、Capsule3 Proの再接続が必要になることが1日に数回あります(Google Pixel 7 Proにて)。
SOUNDPEATS
posted withアプリーチ
画像の画面はアプリのホーム画面です。イヤホン本体の電池残量を確認できます(充電ケースの電池残量はLEDで確認)。
左上のハンバーガーボタン(三本線)をクリックすると、フォームウェアアップデート、設定等が行なえます。
フォームウェアアップデート | メッセージ | 設定(言語) |
一番右のタブではSOUNDPEATS全製品のラインナップが確認できます。
音質・モードカスタマイズ | EQプリセット | EQカスタマイズ |
真ん中のタブでは音に関しての設定が行なえます。
一番上の項目では音量の調整ができます。ただ、イヤホン本体やスマートフォン等の接続デバイスでも音量の調整は可能です。
音質の補正が可能なイコライザー(EQ)機能も充実しています。EQのプリセットは以下の9種類と非常に充実しており、これらを選択するだけで好みの音に設定できます。プリセットのデキは非常に良いです。
- SOUNDPEATSクラシック
- 低音強調
- 低音低減
- 電子音
- ロック
- 民謡
- 高音域の強調
- ポップ
- クラシック
SOUNDPEATSクラシックが一番メジャーなモードで、どんなジャンルにも合います。
「イコライザー(EQ)カスタマイズ」を使用することで、ご自身で自由に10バンドの音質の調整を行うこともできます。
また、SOUNDPEATS Capsule3 Proでは以下の3つのモードが用意されており、シーンに応じて使い分けられます。アプリから簡単にモードの切り替えが可能です。
- 通常モード
- ANCモード
- 外音取り込みモード
- ANCモード、外音取り込みモードについては後述しています。
SOUNDPEATS Capsule3 Proはゲームモードを搭載し、70msの超低遅延を実現しています。
モバイルゲームをプレイする方にオススメの機能です。ゲームモードへの切り替えは、アプリもしくはイヤホン(左)の三回タップで行えます。
ANC(アクティブノイズキャンセリング機能)
SOUNDPEATS Capsule3 Proは左右2つずつのトリプルマイクで集音したノイズを打ち消してくれる「ANC(アクティブノイズキャンセリング機能、Active Noise Cancellation)」を搭載。
最大43dBという高いノイズ低滅性能を実現しており、騒がしい場所でもまるで静寂とした場所でリスニングしてかのような快適な時間を過ごせます。
実際に使用した際のノイズ低滅効果は以下の通りです。よほど大きな騒音やノイズでなければ十分なほどきれいにかき消してくれます。
空調の騒音 | 非常に良い |
電車移動時の騒音 | 良い |
電車が鉄橋通通過時の騒音 (ガタンゴトン) | イマイチ |
ENC通話ノイズキャンセリング
SOUNDPEATS Capsule3 ProはENC(Environment Noise Cancellation)通話ノイズキャンセリング機能を搭載。
フィードバックマイク(集音用)、フィードフォワードマイク、通話マイクがそれぞれ左右に計6基のマイクを搭載しているため、一般的な製品より高いノイズ除去効果が期待できます。
実際に筆者もSOUNDPEATS Capsule3 Proを用いてLINE通話を40分ほど使用してみたが、相手からは「あまり違和感もなく、普通に聞こえる」とコメントをいただいた。日常使用なら十分利用できるレベルでしょう。
SOUNDPEATS Capsule3 Proは独自のノイキャン技術により、風切り音を除去してくれます。実際に筆者も利用しましたが、ある程度の風切り音は消してくれました。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの電池持ち・充電速度をレビュー
SOUNDPEATS Capsule3 Proの電池持ち・充電速度を実際に検証しました。
バッテリー持ち
SOUNDPEATS Capsule3 Proはイヤホン単体で最大8時間、充電ケース併用で最大52時間の再生が可能としていますが、実際にはそこまで使えませんでした。
SOUNDPEATS Capsule3 Proを通常モード、音量4割程度で検証したところ、4時間14分とかなり短い結果となりました。
- 13時47分~17時48分、18時20分~18時33分の4時間14分利用できました。
また、右側のイヤホンの方が先に電池切れになる傾向にあります(右側で端末とのデータ伝送を行っている可能性あり)。
電池残量が3%を下回ると充電を促すアナウンス「Battery Low」が約3%、2%、1%の時の計3回鳴ります。
電池残量低下通知 | 左 | 右 |
---|---|---|
1回目 | 3% | 3% |
2回目 | 2% | 3% |
3回目 | 1% | 1% |
電池残量が3%⇒0%までは約5分程度しかないため、大事な会議時などに電池残量に焦ってしまう可能性があります。
せめて、電池残量10%程度で通知して欲しいところです。
充電速度
イヤホン本体を充電ケースで充電したところ、約25分で95%まで充電できました。充電速度はかなり速く、最初の10分で60%以上充電できるので非常に優秀です。
電池残量が95%に到達すると、充電速度は大幅に低下するようです。バッテリー性能を維持するための嬉しい仕様ですね。
また、電池残量の表記がかなりアバウトです。右イヤホンの10分後⇒20分後で残量が減っているようにみえますが、誤植ではありません。
充電時間 | 電池残量 イヤホン(左) | 電池残量 イヤホン(右) |
---|---|---|
開始時 | 0% | 0% |
10分後 | 62% | 78% |
20分後 | 77% | 75% |
30分後 | 94% | 93% |
25分後 | 95% | 95% |
30分後 | 95% | 95% |
40分後 | 97% | 97% |
また、充電ケースの充電はUSB-Cケーブルを用います。この価格を考えると厳しいかもしれませんが、ワイヤレス充電に対応している方が好ましいでしょう。
SOUNDPEATS Capsule3 Proのレビュー|まとめ
SOUNDPEATS Capsule3 Proを一言で言い表すと・・・
SOUNDPEATS Capsule3 Proは間違いなく同価格では上位に入る高音質なイヤホンですが、ソフトウェアの改善すべき部分もあり、惜しいと感じる点もあります。
最後に、SOUNDPEATS Capsule3 Proのレビューを行って気付いたメリット・デメリットをまとめます。
- 8千円台とは思えないほど低音・高音ともに高音質でクリアな音
- 長時間の使用でも疲れにくいカナル型デザイン
- 軽量なボディとシックなブラックカラー
- イヤホン単体で4時間以上の連続音楽再生が可能なロングバッテリー
- トリプルマイクを用いたANCは大部分のノイズを軽減できる
- タッチセンサー内蔵で簡単操作
- ENC通話ノイズキャンセリング機能で通話も快適
- 専用アプリで手軽に音質をカスタマイズできる
- 充電速度が速い
- タッチセンサーの感度がイマイチ
- イヤホン装着時に落としそうになる
- 専用アプリがイヤホンを認識しない時がある
- イヤホンの電池残量がアバウト
- 着脱検知機能非搭載
- ワイヤレス充電に非対応
SOUNDPEATS Capsule3 Proをお得に買う方法
SOUNDPEATS Capsule3 Proは当サイトで配布中のクーポンコード【CPS3PBLG01】を利用すると、5%OFFとなります。
販路 | 価格 | 詳細 |
---|---|---|
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