Xperia 5 IIは、2020年10月に世界各国で発売したSONYのハイエンドスマートフォン。
日本でもSONY Xperia 5 IIが、docomo、au、Softbankから発売されました。
Xperia 5 IIの基本的なスペック(国内版)は、SoCがSnapdragon 865、メモリが8GB、内蔵ストレージが128GBと同時期に発表されたGalaxy Note20 Ultraと比べて見劣りするものの、6月に発売したXperia 1 IIとほぼ同スペックであるため、Xperia 5 IIは現時点でも十分のハイエンドスマートフォン(高性能スマートフォン)と言えます。
Xperia 5 IIはXperia 1 IIにはないコンパクトさが売りのスマートフォンで、Xperia 1 IIの機能が一部非対応となっています。
一足先に、国内より発売の早い香港版のXperia 5 IIをまめこMOBILE(@Mameko_Mobile)さんから購入しました。
Twitterで話題のお菓子やうなぎパイも付いてきました。
それでは、Xperia 5 IIを実際に使ってわかった良い点(長所)・悪い点(短所)を実機レビューしていきます。
Xperia 5 IIの特長
- Snapdragon 865、メモリ8GB、ストレージ128GB(256GB)搭載の5G対応フラッグシップレンジスマートフォン
- 120Hz駆動、240Hzのタッチスキャンレートに対応したディスプレイ
- 高速・高追従AFや世界初の4K HDR 120コマ/秒スローモーション撮影に対応
- ソニー独自の高音質化技術で圧縮音源をハイレゾ相当で楽しめる
Xperia 5 IIのスペック
Xperia 5 IIの性能は以下の通りです。
Xperia 5 IIをXperia 1 IIの違いもわかるようにまとめました。
Xperia 5 II | Xperia 1 II | |
---|---|---|
キャリア |
docomo、au、SoftBank | docomo、au |
OS | Android 10 | Android 10 |
SoC | Snapdragon 865 | Snapdragon 865 |
サイズ | 縦: 158mm 横:68mm 厚さ:8.0mm(最厚部9.1mm) |
縦: 166mm 横:72mm 厚さ:7.9mm(最厚部9.1mm) |
重量 | 約163g | 約181g |
ディスプレイ | 約6.1インチ 有機EL シネマワイドディスプレイ 2,520×1,080(FHD+) 120Hzリフレッシュレート |
約6.5インチ 有機EL シネマワイドディスプレイ 3,840×1,644(4K) |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB(256GB) | 128GB |
バッテリー | 4,000mAh | 4,000mAh |
カメラ (背面) |
[広角] 約1,220万画素(F1.7) [超広角] 約1,220万画素(F2.2) [望遠] 約1,220万画素(F2.4) |
[広角] 約1,220万画素(F1.7) [超広角] 約1,220万画素(F2.2) [望遠] 約1,220万画素(F2.4) 3D iToFセンサー |
カメラ (前面) |
約800万画素 | 約800万画素 |
カラー | ブラック グレー ブルー ピンク |
ブラック ホワイト |
生体認証 | 指紋認証(側面) | 指紋認証(側面) |
micro SD | 〇(最大1TB) | 〇(最大1TB) |
FeliCa | 〇 | 〇 |
急速充電 | 〇(USB PD、21W) | 〇(USB PD、21W) |
防水 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X | IP6X |
ワイヤレス充電 | × | 〇 |
ワンセグ フルセグ |
× | 〇 |
Xperia 5 IIとXperia 1 IIの違い
Xperia 5 IIとXperia 1 IIを比較してみると、大きな違いは以下の7つです。
Xperia 1 IIとXperia 5 IIの違い
- サイズ
- ディスプレイ(120Hz駆動)
- 無線充電
- カメラ(3D iToFセンサー)
- 同梱物
- 取り扱いのキャリア
- テレビ
Xperia 5 IIとXperia 1 IIの大きな違いはサイズです。
Xperia 5 IIの方が本体・ディスプレイが小さく持ちやすくなっています。
Xperia 5 IIのディスプレイは滑らかにスクロール可能な120Hzのリフレッシュレートに対応しているのも大きな特長です。
高リフレッシュレートのスマートフォンは一度使うとやめられない機能で、筆者は120Hz駆動対応を見てXperia 1 IIではなくXperia 5 IIを選びました。
Xperia 5 IIはコンパクトさを売りにするスマートフォンということもあり、本体のスペースが必要なXperia 1 IIで対応している無線充電には非対応となっています。
Xperia 1 IIのカメラには被写体との距離を測定する「3D iToFセンサー」が搭載されていますが、Xperia 1 IIは非搭載となっています。
それ以外のカメラ構成は基本的に同じで、3D iToFセンサーの有無により画質が大きく変わるとは思えません。
また、Xperia 5 IIでは、Xperia 1 IIで対応していたテレビ(ワンセグ・フルセグ)が非対応となりました。
Xperia 5 IIの発売日と価格
バージョン | キャリア 取扱店 |
型番 | 発売日 | 価格 |
---|---|---|---|---|
国内版 | docomo | SO-52A | 11月12日 | 99,000円 |
au | SOG02 | 10月17日 | ⇒88,140円 |
|
SoftBank | A002SO | 10月17日 | 115,200円 | |
SIMフリー | XQ-AS42 | 5月28日 | ⇒99,000円 |
|
香港版 | まめこmobile | XQ-AS72 | 10月9日 | カード払い:105,270円 現金払い:102,111円 |
Expansys | 84,800円 | |||
Etoren | 80,900円~ |
Xperia 5 IIのパッケージと付属品をレビュー
Xperia 5 IIの外箱は紙製で、筆者が以前使用していたXperia 1の箱より硬くてしっかりしています。
香港版のXperia 5 IIには付属品として、ACアダプター・USB Type-Cケーブル・イヤホン・取扱説明書が同梱されていますが、少なくともauから販売される国内版には付属品はついてきません。
多くのメーカーでフィルム(貼り付け済み)・ケースを同梱していることを考えると非常に残念です。
一応、Xperia 5 IIにはフィルムが貼付されていますが、ディスプレイ保護用で透過率が低いため実用的ではありません。
非常に不親切だと感じました。
Xperia 5 IIのデザイン・外観をレビュー
Xperia 5 IIは6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しています。
フィルムはKAKUPから販売されているXperia 5 II用のガラスフィルムでディスプレイ全体を保護できる全面吸着タイプを購入しました。
上の写真はガラスフィルムを張り付けている状態です。
久しぶりにフィルムを張り手こずりましたが、端が浮くことはなく非常に良い製品です。
カラーは、筆者が購入した「ブルー」の他に「ブラック」「グレー」「ピンク」の4色が用意されていますが、販売される国・地域・キャリアにより取り扱うカラーが異なります。
バージョン | キャリア 取扱店 |
型番 | カラー |
---|---|---|---|
国内版 | docomo | SO-52A | ブラック グレー ブルー ピンク パープル(オンライン限定) |
au | SOG02 | ブラック グレー ブルー ピンク |
|
SoftBank | A002SO | ||
SIMフリー | XQ-AS42 | ||
香港版 | まめこmobile | XQ-AS72 | ブラック ブルー ピンク |
Expansys | |||
Etoren |
背面にはメーカーの住所が記載されているので、剥がさずにそのまま使えば落とした時も安心かも?
落とし物としてSONYの「品川シーサイドビジネスセンター」に届くかもしれません。
続いて、Xperia 5 IIの本体側面を見て行きましょう。
ディスプレイ面から見て右側側面には、音量ボタン、指紋センサーを兼ね備えた電源ボタン、Googleアシスタントボタン、カメラボタンが配置されています。
Googleアシスタントボタン、カメラボタンは長押しで起動します。
Googleアシスタントボタンは想像していたほど出っ張っていないため、案外気になりません。
ボタン類の出っ張りを比較すると、音量ボタン>カメラボタン>Googleアシスタントボタン>電源ボタンです。
ただ、故障のリスクなども考えると、Googleアシスタントボタンとカメラボタンをボタン一つにまとめて短押し、長押しで設定できる方がありがたいように感じます。
左側側面にはSIM・microSDカードスロットがあります。
SIMピンが不要で非常に便利です。
2枚目のSIMカード・microSDカードスロットは排他的利用です。
Xperia 5 IIは防水・防塵に対応しているため、SIM / microSDカードトレイに防水用パッキンが付いています。
側面上部には3.5mmのイヤホンジャックとマイクが搭載されています。
ハイエンド機でイヤホンジャックを搭載している機種は非常に少なくなりましたが、Bluetoothイヤホンは電池切れのリスクもあるため、有線のイヤホンが使えるのは大きいでしょう。
側面下部には充電等に用いるUSB Type-Cポート、スピーカーが搭載されています。
Xperia 5 IIの対応バンド(周波数)
Xperia 5 IIの対応バンド(国内で利用できる周波数のみ)は以下の通りです。
香港版のXperia 5 II(XQ-AS72)は国内で使用されているバンドにも幅広く対応しています。
世代 | 規格 | Band | 対応 キャリア |
d | a | S | 香港 |
5G | FR1 | n77 | docomo au Softbank Rakuten |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
n78 | docomo au |
〇 | 〇 | 〇 | |||
n79 | docomo | 〇 | |||||
FR2 | n257 | docomo au Softbank Rakuten |
|||||
4G | FDD-LTE | 1 | docomo au Softbank |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
3 | docomo Softbank Rakuten |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
8 | Softbank | 〇 | 〇 | ||||
11 | au Softbank |
〇 | 〇 | ||||
18 26 |
au Softbank |
〇 | 〇 | ||||
19 | docomo | 〇 | 〇 | ||||
21 | docomo | 〇 | |||||
28 | docomo au Softbank |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
TDD-LTE | 41 | au Softbank |
〇 | 〇 | |||
42 | docomo au Softbank |
〇 | 〇 | 〇 | |||
3G | W-CDMA | Ⅰ | docomo Softbank |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Ⅵ XIX |
docomo | 〇 | 〇 | ||||
Ⅷ | Softbank | 〇 | 〇 |
※ auの5G n77はソフトアップデートにより対応。
※ バンド18/26はキャリアの表記通りに記載しています。
Xperia 5 IIのSIMカードの動作状況をレビュー
香港版 Xperia 5 II(XQ-AS72)での各SIMカードの対応状況を検証しました。
私の設定方法が悪い可能性もありますが、通信できるSIMはありませんでした。
VoLTEを有効化できないため、au系のSIMカードでは通話ができませんでした。
技適未取得端末のため、利用は自己責任でお願いします。
回線 | SIM | 電話 (発信/着信) |
通信 |
---|---|---|---|
docomo | 〇/〇 | × | |
au | au 5G NET |
×/× | × |
au LTE NET |
×/× | × | |
×/× | × (APN保存不可) |
||
楽天モバイル (MNO|パートナーエリア) |
×/× | × | |
SoftBank | Y!mobile (n141) |
〇/〇 | × (APN設定不可) |
Xperia 5 IIのディスプレイをレビュー
Xperia 5 IIは約6.1インチでHDR対応の有機ELディスプレイを搭載しています。
Xperia 5 IIのディスプレイの解像度はFHD+(2,520×1,080)で、映画とほぼ同じアスペクト比の21:9です。
Xperia 5 IIはリフレッシュレート120Hz駆動ディスプレイの搭載および240Hzの残像低減技術により、動きの速いゲームもくっきりなめらかに映し出してくれます。
ディスプレイで120Hzのリフレッシュレートに設定すれば、通常の60Hzと比べて滑らか(迅速)に反応します。
リフレッシュレートの変更は「設定⇒画面設定⇒低残像設定⇒低残像設定の使用」から変更ができます。
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国内版 | docomo | au | SoftBank |
海外版 | まめこmobile | Expansys | Etoren |
Xperia 5 IIのバッテリー持ちを検証
Xperia 5 IIのバッテリー容量はXperia 5 IIと同じ4,000mAhで、最近のハイエンドスマートフォンとしては少な目です。
ディスプレイのリフレッシュレート(画面の滑らかさ、数字が大きいほど滑らか)を120Hz、画面の明るさを最大に設定した状態で、端末の性能を測定できるアプリ「PC Mark」を用いてバッテリー持ちを計測しようとしました。
「PCMark」では、「Webブラウジング」「ビデオの編集」「書き込み」「写真の編集」「データ操作」のテストが行われ、性能を数値化してくれます。
実験は、電池残量が100%の状態から20%未満になるまで5つのテストが繰り返し行われ、バッテリー持ちが測定されます。
しかし、途中でフリーズし測定することができませんでした( ノД`)シクシク…
つまり、Xperia 5 IIのバッテリー持ちは不明です。
(測定には8時間程度要するため、夜間に実験を行っています。測定が可能な場合は記事を更新し、Twitter(@sumahomaho)でもお知らせします。)
機種名 | バッテリー持ち | バッテリー容量 | ディスプレイサイズ |
SONY Xperia 5 II |
不明 | 4,000mAh | 6.1インチ |
Samsung Galaxy S20 |
9時間27分 | 4,000mAh | 6.2インチ |
Samsung Galaxy Note10+ |
8時間18分 | 4,300mAh | 6.8インチ |
Samsung Galaxy S20+ (snapdragon 865) |
7時間42分 | 4,500mAh | 6.7インチ |
Xiaomi Mi 10 Ultra |
7時間37分 | 4,500mAh | 6.67インチ |
Samsung Galaxy Note20 Ultra |
7時間11分 | 4,500mAh | 6.9インチ |
Samsung Galaxy S20+ (Exynos 990) |
6時間40分 | 4,500mAh | 6.7インチ |
OPPO Find X2 Pro |
5時間55分 | 4,260mAh | 6.7インチ |
Xperia 5 IIの生体認証をレビュー
Xperia 5 IIの指紋認証
Xperia 5 IIの指紋認証センサーは本体側面の電源ボタンに搭載。
Xperia 5 II本体を握る動作で簡単にロック解除できますが、連続で指紋認証を行うと反応しないことがよくあります。
Xperia 5 IIの指紋センサーは今流行りのディスプレイ内指紋認証ではなく、側面に配置されているため、認証速度は優秀です。
主なスマートフォンの指紋認証の認証速度は以下の通りです。
Xperia 5 II > Find X2 Pro ≧ Galaxy S20シリーズ > Galaxy Note20 Ultra ≫ Galaxy Note10+ > Galaxy S10
Xperia 5 IIの顔認証
Xperia 5 IIは顔認証に非対応です。
インカメラを搭載しておきながら、顔認証非対応は理解できません。
Xperia 5 IIの性能をレビュー
Xperia 5 IIのスペックは、SoCがSnapdragon 865・メモリが8GB・内蔵ストレージが128GBで6月に発売したXperia 1 IIとほぼ同スペックで、ハイエンドスマートフォンらしく、性能は高いです。
ただ、最新のSoCであるSnapdragon 865+・メモリ12GBを搭載したGalaxy Note20 Ultraと比べると見劣りするのも事実ですが、近年のスマートフォンはどれもレベルが高く、Xperia 5 II(109,425円)とGalaxy Note20 Ultra(159,830円)を実際に使ってみても体感差はほとんど感じません。
SONY Xperia 5 IIでもゲームを快適にプレイできます。
むしろ、価格と性能のバランスを考えると、Xperia 5 IIに軍配が上がります。
Xperia 5 IIのベンチマーク
Xperia 5 IIの性能をベンチマークアプリで測定してみました。
AnTuTu(V8.3.4)
ベンチマークの超定番アプリ「AnTuTu」のV8.3.4で測定。
総合スコアは「559,379」
CPUスコアは「179,256」
GPUスコアは「209,7536」
残念ながら、 Snapdragon 865を搭載したXiaomi Mi 10 UltraやOPPO Find X2 Pro(609,103点)に負けてしまいました。
AnTuTuベンチマーク使用時のXperia 5 IIの最高温度は32.9℃で、40℃を超える機種も多いことを考えると発熱は少なく非常に安定しているスマートフォンと言えます。
Geekbench 5
CPU性能を測定できるGeekbench 5も測定をしました。
シングルコアは「912」
マルチコアは「3356」
マルチコアではGalaxy Note20 Ultraよりも高いスコアとなっています。
PC Mark for Android
PC Mark for Andoroidのスコアは「11,766」です。
こちらはGalaxy S20 Ultraのスコアを上回っていました。
Xperia 5 IIの音質をレビュー
Xperia 5 IIは3.5mmオーディオジャック&フロントステレオスピーカーを搭載。
ソニー・ミュージックエンターテイメントと共同開発した独自のチューニングでイヤホン・スピーカーともに高音質を楽しめます。
Xperia 5 IIとGalaxy S20+のスピーカーの音質を比較したところ、Xperia 5 IIの方が優秀でGalaxy S20+ではあまり聞こえないバックグラウンドの音まで聞こえます。
Xperia 5 IIの音は強弱のついたダイナミックな音でフロントスピーカーから広範囲に音が広がります。
ただ、Xperia 5 IIとGalaxy S20+でイヤホンを使用して聞き比べた場合は、そこまで大きな差はないと感じます。
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国内版 | docomo | au | SoftBank |
海外版 | まめこmobile | Expansys | Etoren |
Xperia 5 IIのカメラ性能をレビュー
Xperia 5 IIのインカメラは、端末上部中央に800万画素のセルフィーカメラが搭載されています。
画素数が全てではないものの、近年のハイエンドスマートフォンのインカメラは1,000万画素以上の機種が多く、もう少し頑張ってもらいたいところです。
サブカメラは自撮り撮影時のみ利用でき、顔認証には対応していません。
Xperia 5 IIのメインカメラは、「約1,200万画素(メインカメラ)+約1,200万画素(超広角カメラ)+約1,200万画素(望遠カメラ)」の3眼カメラ構成です。
Xperia 5 IIでは、Xperia 1 IIで採用された「3D iToFセンサー(被写体との距離を測定)」を搭載していません。
Photography Pro(フォトプロ)なら、被写体に合わせて好みの撮影モードを選択し、シャッタースピードや露出を好きなように設定して撮影することも可能です。
Photography Proの撮影モード
- P(プログラムオート)
- S(シャッタースピード優先)
- M(マニュアル露出)
ただ、この記事ではプロ向けのPhotography Proを使わずに通常のカメラアプリで写真を撮影し、カメラ性能を確かめました。
Xperia 5 IIで撮影した作例を紹介しながら、Xperia 5 IIのカメラ性能を見ていきましょう。
昼景撮影
Xperia 5 IIの撮影で気になったのが、シャッタースピードです。
筆者が普段利用しているGalaxy S20+の感覚で、電車の先頭をXperia 5 IIで撮影したところ、先頭が切れてしまいました。
Xperia 5 IIのシャッタースピードが遅いので写真を撮影する際は大事な瞬間を撮り逃さないように注意しましょう。
Xperia 5 II
気を取り直して、再度電車を撮影してみました。
Xperia 5 IIとGalaxy S20+で撮り比べたところ、Xperia 5 IIの方が自然で細部まできれいに撮影できています。
右側の建物を見ると一目瞭然で、Xperia 5 IIの方が壁の模様をしっかり捉えています。
Xperia 5 II
Galaxy S20+
ここからは、Xperia 5 II、Galaxy S20+、Galaxy S20 Ultra、Mi 10 Ultraの4機種で比較していきます。
初めは花の作例です。
どの機種も綺麗に撮影できていますが、Xperia 5 IIが一番自然です。
花①
Xperia 5 II
Galaxy S20+
Galaxy S20 Ultra
Mi 10 Ultra
花②
Xperia 5 II
Galaxy S20+
Galaxy S20 Ultra
Mi 10 Ultra
続いてズームの比較です。
Xperia 5 IIのズームは光学3倍ズームまで対応していますが、光学5~10倍ズームに対応したAndroidスマートフォンが数多くあることを考えるともう少し頑張って欲しいところです。
ただ、Xperia 5 IIの画質はすばらしく、現実を忠実に再現していると感じます。
そのためか、少しつまらない写真と感じる方もいるかもしれません。
インスタ映えするような写真を撮りたいという方には、Xperia 5 IIと性能が近いGalaxy S20+をおススメします。
超広角
Xperia 5 II
Galaxy S20+
Galaxy S20 Ultra
Mi 10 Ultra
等倍
Xperia 5 II
Galaxy S20+
Galaxy S20 Ultra
Mi 10 Ultra
2倍ズーム
Xperia 5 II
Galaxy S20+
Galaxy S20 Ultra
Mi 10 Ultra
3倍ズーム
Xperia 5 II
Galaxy S20+
Galaxy S20 Ultra
Mi 10 Ultra
夜景を撮影
Xperia 5 IIとGalaxy S20+で比較してみました。
Xperia 5 IIは昼景と比べると夜景が不得意であるように感じました。
超広角
Galaxy S20+は全体に白飛びしていますが、Xperia 5 IIは全体に暗いものの綺麗に撮影できています。
Xperia 5 II
Galaxy S20+
等倍
Xperia 5 IIはかなり暗く屋根がほとんど見えません。
Xperia 5 II
Galaxy S20+
2倍ズーム
Xperia 5 IIは影の部分が潰れています。
Xperia 5 II
Galaxy S20+
3倍ズーム
Xperia 5 II
レンガを見比べるとXperia 5 IIの方が細部まで表現できています。
Galaxy S20+
続いて夜景モードの実力を見ていきましょう。
Xperia 5 IIの色味は不自然ですが、奥の住宅・車までしっかりとらえています。
Xperia 5 II
Galaxy S20+
真っ暗な場所でも撮影しましたが、Xperia 5 IIは残念な結果となりました。
Xperia 5 II
Galaxy S20+
夜中に撮影した空です。大きな差は見られないでしょう。
Xperia 5 II
Galaxy S20+
昼景 | あまり映える写真は撮れないが、現実を忠実に再現されており細部まで綺麗に撮影することが可能。 SONYのカメラ技術が詰まっていると感じる仕上がり。 |
---|---|
夜景 | 夜景や真っ暗場所での撮影に弱く、細部まで再現できていない。 さらなるAI技術の活用などが必要かもしれない。 |
全体 | シャッタースピードが遅いことが気になる。 Xperia 5 IIの写真が好みが分かれるかもかもしれない。 |
Xperia 5 IIのレビュー|まとめ
ここまでXperia 5 IIのレビューをしてきました。
最後にXperia 5 IIのレビューをまとめていきます。
Xperia 5 IIの項目別評価
デザイン | 4.5 |
携帯性 | 5.0 |
レスポンス | 4.5 |
ディスプレイ | 4.5 |
バッテリー | ー |
カメラ | 4.0 |
生体認証 | 3.5 |
音質 | 5.0 |
発熱のしにくさ | 5.0 |
総合 | 4.5 |
Xperia 5 IIのデメリット・悪い点|おすすめできない人
Xperia 5 IIの悪い点・デメリットは以下の通りで、これらの機能を求めている方にはおすすめできません。
- 顔認証
- 夜景撮影
- ディスプレイが小さい
Xperia 5 IIのメリット・良い点|おすすめな人
Xperia 5 IIの良い点・メリットは以下の通りで、こんな機能を求めている方におすすめです。
- 120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載
- 思いのままに撮れるカメラ
- 小さくて軽い
- 立体感のある音楽を気軽に楽しめる
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