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レビュー

Galaxy Z Flip 徹底レビュー┃折りたたみ式スマホの使い勝手は…?

2020年4月3日

Galaxy Z Flip レビュー

「Galaxy Z Flip」はSamsungが2月11日、アメリカのサンフランシスで発表した最新のフォルダブル(折りたたみ式)スマートフォンです。

SamsungのフォルダブルスマートフォンはGalaxy Foldに続いて2機種目です

Galaxy Foldは横に折りたためるのに対して、Galaxy Z Flipは縦に折り畳み可能なフォルダブルスマートフォンです。そのため、Galaxy Z Flipはガラケーやゲームボーイアドバンスのように縦折りのスマートフォンです。

Galaxy Z Flipは、日本ではau(KDDI)が独占販売を行い、「Galaxy Z Flip SCV37」として2020年2月28日より販売しています。

しかし、大人気のため、初回入荷分は予約で完売となりました。次回入荷は3月の中旬を予定されています。

Galaxy Z Flipは17万9360円(税込)と比較的高価なスマートフォンのため、価格に見合うスマートフォンなのかをしっかり検証しました。

Galaxy Z Flip の特徴

Galaxy Z Flipの良い点と悪い点は以下の通りです。

・コンパクトでポケットにも楽に収納可能
・自撮りや集合写真の撮影が簡単
・値段が高い
・カメラが他のハイエンド機より劣る
・厚みがある
・電池持ちが悪い

Galaxy Z Flip 項目別評価

Galaxy Z Flipは電池持ちとスピーカーに関しては不満ですが、それ以外は概ね問題ありません。

デザイン[star-list number=4.5] 4.5
携帯性[star-list number=5.0] 5.0
レスポンス[star-list number=4.5] 4.5
ディスプレイ[star-list number=4.5] 4.5
バッテリー[star-list number=2.0] 2.0
カメラ[star-list number=4.0] 4.0
生体認証[star-list number=4.5] 4.5
音質[star-list number=3.0] 3.0
発熱のしにくさ[star-list number=4.0] 4.0
総合[star-list number=4.0] 4.0

Galaxy Z Flip スペック一覧表

Galaxy Z FlipはSoCにSnapdragon 855+を搭載するなど、日本で販売されているスマートフォンの中では最高峰に近いスペックのスマートフォンです。

カクついて日常生活で困るようなことはありません。

Samsung
Galaxy Z Flip (SCV47)
OSAndroid 10
SoCSnapdragon 855+
サイズ・オープン時
約W74×H167×D6.9 mm(最厚部 7.2mm)
・クローズ時
約W74×H87×D15.5 mm(最厚部 17.3mm)
重量約183g
ディスプレイメイン:約6.7インチ
カバー:約1.1インチ
Dynamic AMOLED
2,636×1,080(FHD+)
メモリ8GB
ストレージ256GB
micro SD×
バッテリー3,300mAh
カメラ(背面)約1,200万画素/約1,200万画素
カメラ(前面)約1,000万画素
カラーミラー パープル
ミラー ブラック
生体認証顔認証
指紋認証(側面)

Galaxy Z Flip 開封の儀・デザイン

Galaxy Z Flip 外箱

Galaxy Z Flipの外箱はGalaxy Foldのように正方形に近い形の箱ではなく、一般的なGalaxyスマートフォンのように縦長の箱となっています。

Galaxy Z Flip 外箱

外箱の"Z"部分がくり抜かれており、なかなかおしゃれです。

Galaxy Z Flip 付属品

付属品はAKGチューニングマイク付きイヤホン、SIM取り出しピン、USB Type-Cケーブル、OTG対応USB変換アダプタ、クリアケース、取扱説明書が同封されています。充電器を除いて、普段利用するものは入っています。

また、Galaxy Z Flipのケースはあまり販売されていないのでケースが同封されているのは評価できます。

筆者の別途購入したケースについては後ほど紹介致します。

続いて、Galaxy Z Flipのデザインを見ていきましょう。

Galaxy Foldと同様、ディスプレイ面は黒いフィルムで覆われています。

Galaxy Z Flip ディスプレイ

Galaxy Z Flipのディスプレイは約6.7インチの超薄型ガラスディスプレイが採用されています。Galaxy Foldはポリマー製のディスプレイが採用されていたため、大きく進化しました。しかし、触り心地はあまり変わりません。

ディスプレイ中央のパンチホールにはセルフィーカメラが搭載されています。

Galaxy Z Flip 背面

Galaxy Z Flipは「ミラーパープル」と「ミラーブラック」の2色が用意されています。筆者が購入した「ミラーパープル」のGalaxy Z Flipは、角度によりブルーやイエローと見え方が変わり非常に美しいスマートフォンです。

左上には、デュアルカメラ、カバーディスプレイが搭載されています。

続いて、Galaxy Z Flipを折り畳んだ状態で見て行きましょう。

Galaxy Z Flip 側面

端末下部の左右にはプラスチック製の突起があるため、折りたたんでも本体にキズが付かないようになっています。逆に言えば、完全には閉じないということにもなります。

Galaxy Z Flip 側面

ディスプレイ側から見て右側です。左側に音量ボタン、右側に電源ボタン兼光学式指紋センサーが搭載しています。Xperia XZシリーズのように電源ボタンと指紋センサーが一体化されています。Galaxy Foldでは電源ボタンと指紋センサーが分かれていたため、大きく改善しました。

Galaxy Z Flip 側面

右側にはSIMカード挿入口がありますが、ボタン類がないため非常にすっきりしています。

Galaxy Z Flip ヒンジ

レビューしているGalaxy Z Flipは日本モデルのため、ヒンジの部分に「Galaxy」の刻印が見られます。「Galaxy」のロゴが、角度により7色に変化するので非常に美しいです。

Galaxy Z Flip ディスプレイ

2つのディスプレイが搭載されていることもGalaxy Z Flipの特長です。

Galaxy Z Flip ディスプレイ

前面には開くと約6.7インチにもなるDynamic AMOLEDディスプレイ(FHD+(2636x1080)、425ppi)を搭載しています。

ディスプレイの解像度はFHD+ですが、十分精細です。折り目には段差があるため、触ると気になることはあるものの、ブラウジングや動画視聴などで使う際はほとんど気になりません。

Galaxy Z Flip サブディスプレイ

一方、背面に搭載されている「カバーディスプレイ」には、1.05インチのSuper AMOLED(300x112)が採用されています。

カバーディスプレイは、日付・時間・電池残量、通知の確認、電話の着信、ミュージックコントロールだけでなく、写真撮影時にも大活躍します。

詳しくはカメラの項目にて紹介致します。

Galaxy Z Flip カメラの性能

Galaxy Z Flipには「メインカメラ」と「サブカメラ」が搭載されています。

Galaxy Z Flipはフォルダブル(折りたたみ式)スマートフォンのため、カメラの使い勝手が非常に良いです。

オススメの使い方もあわせて紹介致します。

メインカメラ

Galaxy Z Flip メインカメラ

Galaxy Z Flipのメインカメラはデュアルカメラとなっています。同社のハイエンドのスマートフォン「Galaxy Note10+」はトリプルカメラを搭載していることを考えると、Galaxy Z Flipのカメラは少し残念です。

Galaxy Z Flipのカメラの構成は以下の通りです。

①12MP 超広角カメラ
  • ピクセルサイズ:1.12μm
  • 視野角:約123˚
  • F値(絞り):F2.2
②12MP 広角カメラ
  • スーパースピードデュアルピクセル AF, OIS
  • ピクセルサイズ:1.4μm
  • 視野角:約78˚
  • F値(絞り):F1.8
①・②は写真の番号に対応しています。

また、広角カメラにOIS(光学式手振れ補正機能)が対応しています。

ズームは、光学ズームが2倍、デジタルズームが8倍まで可能です。

ここで、Galaxy ZFlipに搭載されているカメラの便利機能について紹介します。

Galaxy Z Flip 撮影の様子

Galaxy Z Flipはフォルダブルスマートフォンのため、上の写真のように折り曲げた状態で撮影することが可能です。

そのため、集合写真を撮影する際や会議・講義などの長時間の動画撮影に便利です。

Galaxy Z Flip カメラ

また、カメラを起動し、右上のボタン(部分)を押すとサブディスプレイで確認しながら撮影することが可能です。

Galaxy Z Flip カメラの便利機能

サブディスプレイには筆者が撮影に用いているGalaxy Note10+が映っています。

このように、ボタンを押すだけでメインカメラで撮影する様子がカラーのサブディスプレイに映るため、メインカメラで自撮り撮影をすることが可能です。

Galaxy Z Flipを閉じた状態でもこのような撮影が可能です。

続いて、Galaxy Z Flipに搭載しているカメラの実力をお伝えします。

「Galaxy Z Flip」は「Galaxy Note10+」と比べるとカメラのスペックが低いため、カメラについて気になっている方もいるのではないでしょうか。

しかし、Galaxy Z Flipのカメラは普段使いで困ることはありません。

実際に「Galaxy Z Flip」と「Galaxy Note10+」の2機種で写真を撮影しましたので、比較しながら作例を紹介していきます。

超広角

Galaxy Z Flip

Galaxy Note10+

Galaxy Note10+ 超広角カメラ 写真

等倍

Galaxy Z Flip

Galaxy Z Flip 写真

 

Galaxy Note10+

Galaxy Note10+ 写真

2倍ズーム

Galaxy Z Flip

Galaxy Z Flip 写真 2倍ズーム

Galaxy Note10+

Galaxy Note10+ 写真 2倍ズーム

4倍ズーム

Galaxy Z Flip

Galaxy Z Flip 写真 4倍ズーム

Galaxy Note10+

Galaxy Note10+ 写真 4倍ズーム

8倍ズーム

8倍までズームをすると2機種の性能差は良くわかります。

Galaxy Z Flip

Galaxy Z Flip 写真 8倍ズーム

Galaxy Note10+

Galaxy Note10+ 8倍ズーム

10倍ズーム

Galaxy Z Flip

Galaxy Z Flipはデジタルズーム10倍に非対応です。

Galaxy Note10+

Galaxy Note10+  写真 10倍ズーム

夜景

Galaxy Z Flip

Galaxy Z Flip 写真 夜景

Galaxy Note10+

Galaxy Note10+ 写真 夜景

全体的にGalaxy Z FlipよりもGalaxy Note10+の方が明るくクッキリと撮影できています。ズームするとより違いがハッキリしました。

サブカメラ

Galaxy Z Flip サブカメラ

ディスプレイ上部の中央に位置するパンチホール内には、10MPのセルフィーカメラ(ピクセルサイズ:1.22µm、視野角:80°、F値:F2.4)が搭載されており、自撮り撮影に利用できます。

しかし、先ほど紹介したメインカメラで自撮り撮影が可能なため、サブカメラは顔認証以外ではあまり必要と感じません。

Galaxy Z Flip レスポンス

Galaxy Z Flipは、SoCにSnapdragon 855+、メモリ8GB、ストレージ256GBとなっています。Snapdragon 855+は、Snapdragon 855のクロックアップ版で性能が15%ほど向上していますが、体感でその性能差を感じるのは難しいかもしれません。

それ以上に、長時間の使用や端末に負荷のかかる処理による発熱で動作に支障が出ることが気になりました。

皆さんの大好きなスマートフォンのスペック・性能を数値化してくれる「AnTuTuベンチマーク」の測定を3回連続で行いました。

ディスプレイの明度を最大にするなど端末に負荷がかかる状態で測定しているため、総合スコアが481443と少し低めとなっています。

また、測定では、回を追うごとにスコアが低下するだけでなく、発熱により自動でディスプレイの明度が下がることも確認しました。

Galaxy Z Flip 生体認証

Galaxy Z Flipの生体認証は「静電式指紋認証(側面)」と「顔認証」に対応しています。

Galaxy S10シリーズ(Galaxy S10eは除く)やGalaxy Note10シリーズの指紋認証には、超音波式の指紋センサーがディスプレイ内に搭載されていますが、Galaxy Z Flipは側面に静電式指紋センサーが搭載されています。

Galaxyの超音波式指紋認証は安全性が高いと言われる一方で、認証速度が遅く、認証精度も悪いため非常に不満でした。

Galaxy Z Flipの指紋センサーはディスプレイの特性上、指紋センサーが側面に移動した可能性はありますが、側面にある静電式指紋認証は認証速度が速く評価できます。

Galaxy Foldは指紋センサーと電源ボタンが別々でしたが、Galaxy Z Flipで指紋センサーと電源ボタンが一体化したため非常に利便性が向上しました。

また、Galaxy Z Flipは指紋認証でロックを解除する際、一度電源ボタンを押してスリープ状態を解除する必要はなく、指紋センサーに触るだけで解除できるので素早くロック解除が可能です。

顔認証も正確で、認証速度は、筆者が愛用しているGalaxy Note10+よりも速いように感じます。

Galaxy Z Flip 音質

残念ながら、Galaxy Z Flipはハイレゾには対応しているものの、Galaxy Foldほど音質にはこだわってはいません。

付属のイヤホンとしてGalaxy FoldではGalaxy Budsが付属していましたが、Galaxy Z Flipは他のGalaxy端末と同様にAKGチューニングマイク付きイヤホンが同封されています。

イヤホンやヘッドホンを利用すれば他の機種のように「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応しているためあまり気になりませんが、スピーカーはハイエンド機にも関わらずモノラルスピーカーのため非常に残念です。

Galaxy Z Flip バッテリー持ち

Galaxy Z Flip 電池持ち

筆者独自の実験から、電池持ちは非常に悪いであることがわかりました。

実験についてはコチラでご覧下さい。

Galaxy Z Flipは、SoCにSnapdragon 855+、メモリー8GB、ストレージ256GBを搭載しています。

これだけハイスペックで大型のディスプレイを搭載しているスマートフォンにも関わらず、電池容量がたったの3,300mAhしかありません。

そのため、電池残量が100%の状態からAnTuTuベンチマークを3回行うと電池残量が87%まで低下してしまいました。

Galaxy Z Flipは実験中に端末が熱くなり、自動でディスプレイの明度が下がってしまい、電池の消費が抑えられてはいました。それにもかかわらず、短期間でバッテリーがなくなるのは単純にバッテリー容量に問題があるでしょう。

小型なフォルダブルスマートフォンであり、バッテリーが2つ分割して搭載されていることを考えてると、大容量のバッテリーを搭載することが難かしかったのでしょう。

Galaxy Z Flip 発熱のしやすさ

Galaxy Z Flip 電池持ち 発熱

Galaxy Z Flipは発熱する前に端末の動作が制御されるのでそこまで熱くはなりません。

筆者の実験では、発熱しても31℃程度までしか上がりませんでした。

ただし、端末の上部がすぐに熱くなりやすいので注意は必要です。

Galaxy Z Flip ケース・フィルム

Galaxy Z Flipのケースは、純正ケースがいまだに発売していないため、付属のケースもしくはサードパーティー製のケースを使わざるを得ません。サードパーティーのケースもあまり種類がない上、在庫も限られています。

今回、筆者が購入したarareeのケースを紹介します。

ケースは、Samsungの認定品ということもありサイズはピッタリです。

Galaxy Z Flip ケース

このケースはマット加工がされているので、滑りにくく、非常に持ちやすくなっています。

フィルムはミヤビックスから販売されている上級者向けのTPUフィルムを使用しています。

Galaxy Z Flip フィルム

貼り付け後は気泡が気になりましたが、次第に消えていきました。こちらもオススメの商品です。

Galaxy Z Flip どんな人にオススメ…?

ずばり、若い女性にオススメです。

Galaxyのスマートフォンは男性寄りのカラーで大きいスマートフォンが多いですが、Galaxy Z Flipは折り畳むことで非常にコンパクトになるスマートフォンです。

ミラーパープルとカラーも美しく女性からの評判も良好です。

デコレーションされているGalaxy Z FlipもSNSで良く見かけます。

レディースパンツの小さなポッケットにも収納可能のため、働く女性にもおススメです。

もちろん、Galaxy Z Flipは老若男女で使用できるスマートフォンです。

-レビュー

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