ASUS JAPAN株式会社は、ROG Phoneシリーズの最新モデルである”ROG Phone 8シリーズ”を発表しました。
この新シリーズは、初めておサイフケータイに対応しており、デザインや機能、性能もさらに強化されています。
“ROG Phone 8 Proシリーズ”には、”ROG Phone 8 Pro Edition”と”ROG Phone 8 Pro”の2モデルがあり、背面にアニメーションを表示できるAniMe Visionが搭載されています。
また、”ROG Phone 8″は、カスタマイズ可能なAuraライトを備えており、ファントムブラックとレベルグレーの2色展開となっています。
2024年5 月15日から”ROG Phone 8シリーズ”の予約受付が開始されており、5月17日から販売が開始されました。
“ROG Phone 8シリーズ”の発売を記念して、7月31日まで、 ASUS Store で”ROG Phone 8シリーズ”本体と専用アクセサリを同時に購入すると、対象のアクセサリが15%割引で購入できるキャンペーンが行われています。
対象のアクセサリについては、 ASUS Store のウェブサイトで確認できます。
また、数量限定で”ROG Phone 8 Pro”と”ROG Phone 8″を購入した方には、ROG SACKPACKがプレゼントされます。
なお、最上位モデルの”ROG Phone 8 Pro Edition”にはAeroActive Cooler Xが同梱されていますが、数量限定販売となり、ROG SACKPACKのプレゼント対象外となります。
この記事では上位モデルである「ROG Phone 8 Pro」の実機レビューをお送りします。
筆者のROG Phone 8 Proの評価は以下の通りです。
ROG Phone 8 Pro | |
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デザイン | |
携帯性 | |
ディスプレイ | |
ゲーム性能 | |
カメラ | |
バッテリー持ち | |
スピーカー | |
生体認証 | |
価格 | |
【総合満足度】 |
ROG Phone 8 Proを最新の他社製スマートフォンGalaxy S24 Ultra、iPhone 15 Pro Maxと比較します。
ROG Phone 8シリーズの主な特長
ROG Phone 8シリーズの主な特長をまとめました。
初のおサイフケータイ対応など全部入りスマホ
最強のゲーミングスマートフォンでありながら、日常の使用にも適した薄型軽量デザインを実現しています。
さらに、ROG Phoneシリーズでは初めておサイフケータイ®やQi規格のワイヤレス充電に対応しました。
ROG Phone 8シリーズは、ゲームと日常の両方で妥協のない高品質な体験を提供します。
筆者自身、FeliCaの利用頻度は低くなっているものの、モバイルSuicaはどうしても必要なため、結局、おサイフケータイ対応のスマートフォンを購入してしまいます。
普段、皆さんはおサイフケータイを使ってますか?
最強の性能
ROG Phone 8シリーズは、Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3モバイルプラットフォームを搭載し、最大24GBのLPDDR5Xメモリと1TBの大容量ストレージ(UFS 4.0)を備えています。
これにより、ゲーミングノートPCと匹敵する超高性能を実現しています。
超急速充電対応、約39分でフル充電
大容量デュアルバッテリーと効率的な電力管理により、ゲームプレイを妨げることなく長時間の使用が可能です。
さらに、最大15Wのワイヤレス充電や65Wの有線急速充電にも対応しています。
有線充電は、どちらのUSB Type-Cポートからでも充電が可能で、ストレスフリーな充電体験を提供します。
冷え冷えの冷却システム
ROGの冷却技術であるGameCool 8冷却システムを搭載しています。
360°SoC Cooling System Gen 2により、熱効率が先代モデルよりも22%向上しています。
さらに、外付けクーラーユニットであるAeroActive Cooler Xを装着すると、背面の温度を最大で36℃まで低下させることができます。
ゲーマー必須の最強ツール
ゲーマーのための機能として、統合管理アプリのArmoury CrateやGame Genie機能を搭載しています。
これにより、ゲームパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
ベゼルレスで超カッコいいディスプレイ
6.78インチのLTPO AMOLEDディスプレイを搭載しており、最大165Hzのリフレッシュレートと94%の画面占有率を実現しています。
可変リフレッシュレート(1〜120Hz)にも対応し、消費電力を削減することができます。
ディスプレイで先代モデルからベゼルが極薄になりましたが、設定にて、全画面表示、片寄せ表示、中央表示から選択できます。
カップルで表すと、全画面表示⇒ラブラブ、片寄せ表示⇒ツンデレ発動、中央表示⇒喧嘩中みたいな感じやな(何言ってるかわからない)
トップクラスのスピーカー性能
デュアルスピーカーによる大迫力のステレオサウンドや、Dirac Virtuo™による立体的な3Dサウンド、ハイレゾ対応による高音質なサウンド再生も特長です。
大幅に改善されたカメラ
高性能カメラを搭載しており、電子式手ブレ補正と光学式手ブレ補正の両方を備えています。
広角カメラは、滑らかな動画や美しい静止画の撮影が可能です。
さらにピカピカ美しく
341個のミニLEDを使用したAniMe Vision機能を搭載しており、時計や天気、バッテリー残量の表示に加えて、アニメーションのカスタマイズも可能です。
専用クーラーでスマホの熱中症対策
外付けクーラーユニットのAeroActive Cooler Xは、より軽くコンパクトになりながら、冷却面積が2.6倍増加しました。
デュアルボタンによる快適な操作性と触覚フィードバックも実現しています。
USB Type-Cポートを備えており、ACアダプターを接続すれば充電しながら使用することができます。
暑いから私も冷やしてくれるかな!?
ROG Phone 8シリーズのスペックと違い
ROG Phone 8シリーズの違い
ROG Phone 8 Pro Edition、ROG Phone 8 Pro、ROG Phone 8の主な違いは以下の通りです。
- 本体カラー
- 背面のサブディスプレイ
- メモリ
- 内蔵ストレージ
- AeroActive Cooler Xの同封有無
ROG Phone 8シリーズのスペック比較表
赤下線は主に進化したポイント、明らかに退化したポイントは青下線です。
製品名 | ROG Phone 8 Pro Edition | ROG Phone 8 Pro | ROG Phone 8 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
型番 | ROG8P-BK24R1T | ROG8P-BK16R512 | ROG8-BK16R256 ROG8-GY16R256 | |||
本体カラー | ファントムブラック | ファントムブラック | ファントムブラック レベルグレー | |||
プラットフォーム | Android™ 14 (ROG UI) | |||||
プロセッサー | プロセッサー名 | Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3 (オクタコアCPU) | ||||
動作周波数 | 3.3GHz | |||||
メインメモリ | 搭載容量 | 24GB | 16GB | |||
仕様 | LPDDR5X | |||||
表示機能 | ディスプレイ | 6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ (1~120Hz、最大165Hz) Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2″ | ||||
解像度 | 2,448×1,080ドット (フルHD+) (165Hz) | |||||
グラフィックス機能 | Adreno 750 | |||||
記憶装置 | 内蔵ストレージ | 1TB (UFS 4.0) | 512GB (UFS 4.0) | 256GB (UFS 4.0) | ||
サウンド機能 | サウンド規格 | Hi-Res Hi-Res Wireless Dirac HD Sound | ||||
スピーカー | デュアルフロントスピーカー内蔵 | |||||
マイク | トリプルマイク内蔵 | |||||
カメラ | アウトカメラ | 5,000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 1,300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.7mm相当/F値2.2) 3,200万画素 望遠カメラ (35mm換算:65.3mm相当/F値2.4) LEDフラッシュ | ||||
インカメラ | 3,200万画素カメラ (35mm換算:22mm相当/F値2.05) | |||||
センサー | GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、 近接センサー、ジャイロスコープ、指紋センサー(画面内認証)、感圧式ボタン(AirTrigger) | |||||
通信機能 | 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (周波数帯域:2.4GHz/5GHz/6GHz) | ||||
Bluetooth®機能 | Bluetooth® 5.4 | |||||
FMラジオ | – | |||||
NFC | 搭載 | |||||
通信方式 | 5G NR | n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79 | ||||
FDD-LTE | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66 | |||||
TD-LTE | B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48 | |||||
キャリアアグリゲーション | 850/900/1,800/1,900MHz | |||||
W-CDMA | B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 | |||||
GSM/EDGE | 850/900/1,800/1,900MHz | |||||
テザリング機能 | 対応 | |||||
入力機能 | ポインティングデバイス | 10点マルチタッチ・スクリーン (静電容量方式) | ||||
インターフェース | USBポート | 本体下部:USB Type-C×1 (USB 2.0)/本体左側面:USB Type-C×1 (USB 3.1) | ||||
SIMカードスロット | nanoSIMスロット×2 | |||||
3.5mmイヤホンジャック | マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | |||||
防水・防塵 | IP65/IP68 | |||||
電源 | USB ACアダプターまたはリチウムポリマーバッテリー | |||||
バッテリー駆動時間 | Wi-Fi通信時 | 約15.9時間 | ||||
モバイル通信時 | 約13.9時間 (5G) 約16.5時間 (LTE) | |||||
連続通話時間 | 約3,804分 (VoLTE) 約2,238分 (3G) | |||||
連続待受時間 | 約342時間 (5G) 約376時間 (LTE) 約287時間 (3G) | |||||
バッテリー充電時間 | 約39分 | |||||
バッテリー容量 | 5,500mAh | |||||
消費電力 | 最大65W (Quick Charge 5.0/USB Power Delivery 3.0対応) | |||||
サイズ | 高さ173mm×幅77mm×奥行き10.3mm | |||||
質量 | 225g | |||||
保証期間 | 端末本体/本体内蔵バッテリー/USB AC アダプターセット :購入日より12ヶ月間の日本国内保証” | |||||
主な付属品 | USB ACアダプターセット 、SIMイジェクトピン、Aero Case、AeroActive Cooler X、トラベルポーチ、ユーザーマニュアル(兼製品保証書) | USB ACアダプターセット、SIMイジェクトピン、クリアケース、ユーザーマニュアル(兼製品保証書) |
ROG Phone 8 Proのパッケージ・付属品をレビュー
ROG Phone 8 Proは付属品が充実しており、外箱もインパクト抜群であ~ります。
ROG Phone 8 Proの外箱
ROG Phone 8 Proの外箱はまるで巨大な鉛筆、宇宙船にもみえるかも?
ROG Phoneの箱はカッコいいんだけど、でかいから保管に困るね(^_^;)
開け夢の扉!
外箱のラジカセのようなデザインの部分(画像上部)には仕掛けが施されており、ROG Phone 8シリーズセットアップ時にオリジナルコンテンツを楽しむことができます。
このBOXには充電器類やケーブル、ケースなどが隠されているので購入された方は探して見てください。
ROG Phone 8 Proの付属品
ROG Phone 8 Proの付属品は以下の通りです。
- USB ACアダプターセット
- SIMイジェクトピン
- クリアケース
- ユーザーマニュアル(兼製品保証書)
ROG Phone 8 Pro Edition購入の場合はAeroActive Cooler X(ROG_AEROACTIVEX)が付属します。
その他のROG Phone 8シリーズ購入者でも12,480 円でAeroActive Cooler Xを別途購入できます。
AeroActive Cooler Xの付属品は以下の通りです。
- AeroActive Cooler X
- Aero Case
- トラベルポーチ
- ユーザーマニュアル(兼製品保証書)
ROG Phone 8 Proの外観・デザインをレビュー
ROG Phone 8 Proのカラーはファントムブラックの1色展開で、石のようなサラサラとした質感で輝きもあります。
ROG Phone 8シリーズの全カラーもおさらいしましょう。
一番左がROG Phone 8 Pro Edition・ROG Phone 8 Proのファントムブラック、真ん中がROG Phone 8のファントムブラック、一番右がROG Phone 8のレベルグレーです。
側面のデザインも見ましょう。
背面から見て側面下部には3.5mmイヤホンジャック、スピーカー、SIMスロット、USB-Cポート、マイク穴があります。
側面上部にはマイク穴があります。
右側面にはUSB-Cポートがあります。
USB-Cポートが2つ搭載されている変態端末ですが、ゲーム性能を最大限引き出すために、HDMI接続やバイパス充電に対応しています。
左側面は両端のAirTrigger、音量ボタン、電源ボタンが配置されています。
ROG Phone 8のサイズ感をメジャーな端末と比較してみました。
ROG Phone 8 シリーズ | Galaxy S24 Ultra | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|
重量 | 225g | 234g | 221g |
縦 | 163.8mm | 162mm | 159.9mm |
横 | 76.8mm | 79mm | 76.7mm |
厚さ | 8.9mm | 8.6mm | 8.25mm |
カラー | ファントムブラック レベルグレー(8のみ) | チタニウム グレー チタニウム ブラック チタニウム バイオレット | ブラックチタニウム ホワイトチタニウム ブルーチタニウム ナチュラルチタニウム |
ROG Phone 8シリーズは、先代のROG Phone 7シリーズからサイズ・重量ともにダウンしており、Galaxy S24 Ultra、iPhone 15 Pro Maxと同レベルのサイズ水準になったといえます。
いい意味でパッと見ではゲーミングスマートフォンぽさがなくなったので、ROG Phone 8シリーズ1台で日常使いもしやすくなった印象です。
ROG Phone 8 Proのディスプレイをレビュー
ROG Phone 8 シリーズ | Galaxy S24 Ultra | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|
画面サイズ | 6.78インチ | 6.8インチ | 6.7インチ |
パネル | 有機EL | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2,448×1,080 | 3,120 x 1,440 | 2,796 x 1,290 460ppi |
リフレシュレート | 165 Hz | 120Hz | 120Hz |
最大輝度 | 2,500ニト | 2,600ニト | 2,000ニト |
ROG Phone 8シリーズのディスプレイは、6.78インチのAMOLEDディスプレイを採用し、リフレッシュレート165Hz、タッチサンプリングレート720Hzと高スペックを実現しています。
ROG Phone 8 Proは競合のGalaxy S24 Ultra、iPhone 15 Pro Maxよりも圧倒的なディスプレイ性能を誇ります。
ROG Phone 8シリーズはディスプレイサイズは先代モデルと同じにも関わらず、サイズがコンパクトになりました。
状況に応じてリフレッシュレートが可変する「LDPO」に対応しており、省電力化を図っています。
さらに、常時表示機能では、時計表示だけでなく、ユーザーがカスタムした画像を表示させることができる独自の機能も備えています。
画面は最高峰の強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus 2」で保護されており、傷や割れにも強く、長期間美しい状態を保つことができます。
ROG Phone 8 Pro、ROG Phone 8 Pro Editionの本体背面に341 個のミニ LED が内蔵されているAniMe Visionには、時刻、天気、バッテリー残量やカスタマイズすれば、文字やアイコンなどのアニメーションを自由に設定することも可能です。
ROG Phone 8は、オーラライトといった形でライティングする LED が搭載されております。
こちらはですね。様々なカスタマイズをすることによって、例えば電話を受信した時とか、メールを受信した時に点灯させられるといったそういった細かい設定などを使うことが可能になっております。
なので、昨今だとあのスマートフォンに通知 LED がなかったりするんですけども、ROG Phone シリーズの場合はこういったですね、オールライトをその代わりに使うことも可能となっておりまして、様々なパターンですね、表示のパターンを点滅とか点灯とか、あとグワーッと出てきてブワーッと消えるみたいなとかですね、そういった様々なパターンも設定することが可能になっております。
ROG Phone 8 Proのスペックをレビュー
ROG Phone 8 Pro Edition ROG Phone 8 Pro | ROG Phone 8 | Galaxy S24 Ultra | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | A17 PRO | ||
内蔵 メモリ | 24GB 16GB | 16GB | 12GB | 8GB |
内蔵 ストレージ | 1TB 512GB | 256GB | 256GB 512GB 1TB | 256GB 512GB 1TB |
microSD | × | × | × | |
eSIM | × | 〇 | 〇 | |
スロット | SIM1 SIM2 | SIM1 | SIM1 | |
防水・防塵 | IP54 | IP65/IP68 | IP68 | |
FeliCa | ◯ | 〇 | 〇 |
ROG Phone 8シリーズには、AIエンジンやリアルタイムレイトレーシングなどの強力な機能を備えたSnapdragon 8 Gen 3を搭載、従来のSnapdragon 8 Gen 2に比べてCPU性能が約20%、GPU性能が約25%と大幅に性能が向上し、省電力化も実現されています。
また、LPDDR5XメモリとUFS 4.0対応ストレージを採用しており、快適なゲームプレイを実現しています。
さらに、最上位モデルのROG Phone 8 Pro Editionには24GBのメモリと1TBの内部ストレージが搭載されており、ゲーミングノートPCに匹敵するスペックを誇ります。
私のノートPCはメモリ16GBですけど・・・
このスマホどうなってるの!?
このようなすきのない性能により、ROG Phone 8シリーズは超快適なゲーミング体験を提供してくれます。
性能を数値化できるベンチマークアプリ3種類(AnTuTu、Geekbench 5、PCMark)を用いて、ROG Phone 8 Proの性能をライバル機と比較してみました。
メモリ16GB、内部ストレージ512GBのROG Phone 8 Proで検証を行っています。
ROG Phone 8 Pro | Galaxy S24 Ultra | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|
AnTuTu | 2183825 | 1808272 | ー |
Geekbench 6 CPU (シングル/マルチ) | 2250 7003 | 1983 6879 | 2878 6847 |
PCMark | 21590 | 19014 | ー |
ROG Phone 8 ProはGalaxy S24 Ultraと同じSoC「Snapdragon 8 Gen 3(※)」を搭載していますが、ROG Phone 8 Proの方がパフォーマンスを最大限に発揮できていることがわかります。
- Galaxyは一部性能が高いクロックアップ版を採用(数字を見る限りGalaxyは逆に性能を発揮できていない可能性あり)
Geekbench 6のスコアCPU(マルチ)をグラフにまとめました。
ゲームを快適にするROG Phone 8シリーズの便利な機能
ROG Phone 8シリーズでゲームユーザーのために設計されたASUS独自のアシストツールをレビューします。
今回のROG Phone 8シリーズでは、新機能を含む計 26 個のアシストツールを搭載しています。
ちょっとさすがに今回全部紹介すると時間がないので、ちょっと抜粋して紹介させていただきたいんですけども、新機能を含む既存のモデルとか既存の機能などについてもご紹介したいと思います。
ASUSのスマートフォンは、ちょっとした気配りされた機能で、ゲームプレイが劇的に快適になると感じます。
AirTriggers
ROG Phone8シリーズには、AirTriggers(エアトリガー)と呼ばれる感圧式のタッチセンサー側面の2箇所に搭載され、横持ちでのゲームプレイ時にLボタンとRボタンの役割を果たします。
エアトリガーにはさまざまな操作を割り当てることができ、個人のプレイスタイルに合わせてカスタマイズすることができます。
これにより、家庭用ゲーム機のような本格的なゲーム体験を実現しています。
バックグラウンドモード
皆さんもゲームプレイ時にLINEのメッセージを確認するなど、ゲーム中にちょっとした作業を行いたいときはありますよね?
そんなときに役立つのが、ROG Phone 8シリーズに搭載されたバックグラウンドモードです。
ゲーム中にLINEなど他のアプリを開くと、一般的なスマホでは一定時間経過するとゲームが自動で終了して「ふざけるな!」と叫びたくなりますが、ROG Phone8ではバックグラウンドモードを有効にすることによって、ゲームアプリが最小化された状態でも常に後ろで走り続けさせることができるといった機能になっています。
さらにマクロ機能で、例えば、ゲームのキャラを自動操作するような設定を作って、バックグラウンドを有効にして、サボりながらゲームを進めることも可能にしてくれます。
ROG Phone8シリーズでは新たにバックグラウンドモードの使用時間を設定することが可能になったため、ご飯休憩などちょっとした休憩の際にも効率良く使うことができます。
AI Grabber
ROG Phone 8シリーズで初めて対応した機能が「AI Grabber」で、ゲーム内に表示されるゲーム内に表示されているテキストのデータをキャプチャーすることが可能です。
キャプチャーした文字をタップすることによって素早くインターネットで検索することができます。
通常、スマートフォン 1 台で検索する場合、ゲームプレイ時に検索する時って当然 1 回ゲームが最小化されて Web ブラウザが起動して、また全画面で検索するというのが流れが普通ですが、このAI グラバーの機能を使うとゲーム画面はそのままで、フローティングウィンドウで Web ブラウザが表示されて、ゲームをやりながらリアルタイムでその画面のまま表示や検索といった便利ツールになっています。
そのため、ゲームをプレイしながら中断することなく、調べものを行うことができます。
Armoury Crate
ASUS Armoury Crate(アーモリークレート)は、ROG Phone8シリーズ向けのゲームの統合管理アプリで、主にゲームライブラリ、コンソール、コネクト、特集、マイプロファイル機能が搭載されており、ゲームプレイに最適な設定を個々で細かく設定することが可能です。
先代モデルでも対応している機能のため、詳しくは以下の記事をご確認ください。
Armoury Crateを使うと全てのゲームアプリの動作に関して一元管理できる統合管理アプリになっています。
Armoury Crateにて設定可能な内容は以下の通りです。
Game Genie設定 | Game Genieをオート起動させるゲームアプリの選択やバックグラウンドのネットワーク有効/無効設定が可能 |
---|---|
AirTriggers設定 | AirTriggerボタンを操作する力の強さの設定、チュートリアルの表示、フィンガーレスト機能の有効化などが可能 |
AeroActive Cooler X設定 | 「スマート」「クール」「フロスティ」「フローズン」より冷却モードを選択可能 |
Auraライト設定 | ROG Phone 8シリーズの背面に搭載しているAuraライトの表示パターンや通常モード/Xモードの調整が可能 |
AniMe Vision設定 | ROG Phone 8 ProおよびPro Editionの背面に搭載されているAniMe Visionの表示パターンの変更が可能 |
システムモード設定 | 性能を最適化する「Xモード」「ダイナミックモード」「超省電力モード」などのモード選択が可能 |
本体裏にあるオーロラライト、アニメビジョンに関しても、このアプリで設定することが可能です。
ROG Phone 8シリーズではゲーム性能を最適化してくれる「Xモード」を搭載しており、ユーザーはゲームごとにパフォーマンス、タッチ、ディスプレイ、ネットワーク関連の設定をカスタマイズできます。
Xモードの他に、ダイナミックモード、超省電力モードも選択が可能ですので、使い方に応じて使い分けましょう。
ディスプレイで先代モデルからベゼルが極薄になり、パンチホール型のインカメラが搭載されました。
そこで、ゲームプレイ時に「パンチホールが気になる」のではと思われる方もいるかもしれませんが、心配無用です。
設定にて、ゲームごとにディスプレイの表示方法を、全画面表示、片寄せ表示、中央表示から選択できるためパンチホールが気になる方は、黒帯表示にしてパンチホール(インカメラ)の存在を消すことができます。
キンキンに冷やしてくれるROG Phone 8シリーズの冷却システムをレビュー
ROG Phoneは、初代モデルから非常に冷却性能にこだわっています。
年々どんどん高性能な最新のSoCを積む、パフォーマンスが向上する関係上、どうしても端末は非常に熱を持ってしまいます。
ASUSでは年々深刻化するこの発熱問題の解消に向けて様々な技術を実装して、より端末を冷やせるよう冷却システムの構造を毎年アップデートしています。
ROG Phone 8は先程紹介した通り端末は非常に小型化されて薄型化されましたが、本体内部の冷却システムの改良により、冷却性能は大幅に向上している変態端末に仕上がっています。
急速冷却用のヒートシンクを実装して、冷却性能が先代モデル比でなんと20%も向上しています。
さらに、初代ROG Phoneから採用されている外付けクーラーユニットがアップデート、最新の「AeroActive Cooler X(エアロアクティブクーラー エックス)」 について紹介します。
AeroActive Cooler Xは先代モデルと比較して10%軽量化、29%小型化しているにも関わらず、ペルチェ素子の容量が 2.6 倍、ファンの回転速度が1.1倍で冷却効率が1.2倍と性能が向上しています。
クーラーの主なインターフェースについて紹介します。
AeroActive Cooler Xにはゲーム用の物理ボタンが搭載されています。
先代モデルはボタンが白色で汚れがこわかったので本モデルのように黒一色に統一されたことは喜ばしい変更点です。
底面には充電用のTypeCポートと3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
ただ、キックスタンド機能を使用すると、TypeCポートと3.5mmイヤホンジャックが塞げれてしまうため、ポート類はスタンドと反対側に搭載してほしかったのが本音です。
AeroActive Cooler XのAuraライトはピカピカ光るので懐中電灯の代わりに使えるかもしれません。
さらに、画面側にも冷気を送る機能があり、快適なタッチ操作が可能です。
ROG Phoneは高い冷却性能により、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを提供します。
ROG Phone 8 Proのゲーム快適度をレビュー
ROG Phone 8 Proでゲームの動作の快適度を以下の4段階で評価しました。
記号 | 快適度 |
---|---|
◎ | 非常に快適 |
○ | 快適 |
△ | そこそこ |
× | 非常に不快 |
ROG Phone 8 ProでPUBGモバイルの動作を確認
ROG Phone 8 ProでPUBGモバイルは非常に快適(◎)にプレイできます。
グラフィックはクオリティでウルトラHDR、フレームレートがウルトラまで対応しています。
ROG Phone 8 Proで原神の動作を確認
ROG Phone 8 Proで原神は非常に快適(◎)にプレイできます。
グラフィックの画質を最高に設定すると、デバイス負荷が 「非常に高い」 と警告はされるものの、とてもスムーズにプレイできています。
また、X Sense(ベータ版)機能により、アイテムの自動収集機能や自動での移動に対応しているので非常に楽にゲームを進めることができます。
ROG Phone 8 Proでアスファルト9の動作を確認
ROG Phone 8 Proでアスファルト9は非常に快適(◎)にプレイできます。
ビジュアルクオリティを高品質、フレームレートを60fpsに設定しても快適にプレイできます。
ROG Phone 8 Proのカメラをレビュー
ROG Phone 8 シリーズ | ROG Phone 7 シリーズ | Galaxy S24 Ultra | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
メイン | 5,000万画素 (F値1.56) | 5,000万画素 (F値1.9) | 20,000万画素 (F値1.7) | 4,800万画素 (F値1.78) |
超広角 | 1,300万画素 (F値2.2) | 1,300万画素 (F値2.2) | 1,200万画素 (F値2.2) | 1,200万画素 (F値2.2) |
マクロ | ー | 500万画素 (F値2.0) | ー | ー |
望遠1 | 3,200万画素 (F値2.4) | ー | 5,000万画素 (F値3.4) | 1,200万画素 (F値2.8) |
望遠2 | ー | ー | 1,000万画素 (F値2.4) | ー |
ズーム倍率 (背面) | 0.7~倍 | 0.6~8倍 | 0.6~100倍 | 0.5~25倍 |
インカメラ | 3,200万画素 (F値2.05) | 3,200万画素 (F値2.4) | 1,200万画素 (F値2.2) | 1,200万画素 (F値1.9) |
ROG Phone 8シリーズには、背面に5,000万画素の広角メインカメラ、1,300万画素の超広角カメラ、3,200万画素の望遠カメラが搭載されています。
ROG Phone 8シリーズでは新たに光学3倍ズームに対応した望遠カメラを搭載した点は大きく評価できます。
先代モデルのROG Phone 7シリーズや競合製品のGalaxy S24 Ultra、iPhone 15 Pro Maxといったスマートフォンとの違いもお楽しみください。
Zenfoneシリーズで実装されている6 軸のジンバルモジュールを搭載しているため、非常にブレの少ない写真や動画を撮ることができます。
今回のROG Phoneからカメラにも力を入れてきた印象です。
ジンバル機能搭載のカメラは静止画や動画をフォーカス後に撮影すると非常にブレが少なく安定した作品に仕上がる印象です。
インカメラには3,200万画素の高画質のカメラを搭載しております。
モジュールが先代モデルのRGGBと違って今回はRGBWになりました。
白のピクセルが入ったことにより明るく高画質な写真が撮影が可能になりました。
また、インカメラは 1 倍の他に0.7 倍にも対応しているため、大人数の撮影や周りの背景を強調して自撮りする場合などに役立ちます。
ここからは、ROG Phone 8 Pro及びGalaxy S24 Ultra、iPhone 15 Pro Maxの作例を紹介しながら、カメラ性能を見ていきましょう。
昼景
まずは昼間の景色(昼景)の作例の紹介です。
東京駅前のKITTE丸の内 1Fです。
実際より明るめに撮影できていますが、細部まで細かく描写できています。
KITTEから撮影した東京駅舎です。超広角カメラでは明るすぎる印象ですが、日陰はしっかり暗くHDRの優秀であることがわかります。
ROG Phone 8 Proは少し空が真っ青すぎるかな?
続いて、広角カメラで撮影したトーキョウ駅です。
日陰が暗すぎる以外はかなりうまく再現できています。
iPhone 15 Pro Maxはかなり地味ですね。
上野駅周辺の歴史を感じる中華料理店。
3端末ともキレイに撮れています。
みんな大好き秋葉原。
ROG Phone 8 Proは明るく撮る傾向にありますが、今回は真逆の結果に。
東京・御茶ノ水駅近くの湯島聖堂を3倍の光学ズームで撮影。
ゲーミングスマートフォンとは思えないほど木に質感がすばらCです。
Galaxy S24 Ultraも同じく光学3倍ズームに対応していますが、仕上がりがいまいちですね。
湯島聖堂の本堂です。ROG Phone 8 Proは実際よりかなり鮮やかに撮れているため、好みは分かれそうです。
3倍の光学ズームで撮影、時代を感じるハゲ具合も画質の劣化なくしっかり撮影できています。
ROG Phone 8 Proが一番忠実に再現している印象です。
こちらも3倍ズームで撮影、ポートレートモードは使用していませんが、程よくボケています。
ROG Phone 8 Proは少し実物とはかけ離れた表現となっています。
等倍で撮影した銅像、比較的暗い場所での撮影ですが、ご覧の通りキレイに撮影できています。
ROG Phone 8 Proは葉が色鮮やかに表現されるなど数年前のGalaxyのような雰囲気の写真に仕上がっています。
リアルに近いのはiPhone 15 Pro Maxです。
湯島聖堂の入口を3倍ズームで撮影。
ROG Phone 8 Proの質感けっこう好きです。
東京・御茶ノ水駅前の東京復活大聖堂。
逆光での撮影では、塗り絵のようなノッペリとした写真に仕上がることがあります。
iPhone 15 Pro Maxが逆光で頑張っています。
続いて、東京・神保町駅周辺です。
外観の主張が激しい居酒屋さんでしょうか、2倍のズームでも細部までキレイに表現できています。
神保町と言えば本屋さん、5倍ズームで撮影しました。
光学5倍ズームに対応しているiPhone 15 Pro Max、Galaxy S24 Ultraが有利かと思われましたが、ROG Phone 8 Proが想像以上に健闘しています。
お次は東京・渋谷、忠犬ハチ公像です。
木陰となり撮影が難しいシーンですが、全モデルとも白飛びせず空も写せています。
このワンコ像、海外の方に人気だったぞ!
わいも有名になりたいのじゃ♫
渋谷のど真ん中にある金王八幡宮、全体的にはROG Phone 8 Proの解像度が良好でしょうか。
画像左上から太陽光が差し込んでいるシーン。
残念ながら、ROG Phone 8 Proのみ右下にフレアが出現しています。
本堂はROG Phone 8 Proが文句なしの仕上がり。
絵馬と神社、かなりエモく撮れています。
今作のGalaxyはiPhoneに絵作りが近づきましたね。
夜景
続いて夜景撮影です。
東京・新宿西口の居酒屋街、電飾看板が至る所で見られるシーンですが、HDRが優秀で明暗を問題なく処理してくれています。
Galaxy S24 Ultraが電飾看板の表現上手ですね。
東京・赤羽駅前の銅像、明暗もしっかり正確に撮影できていますね。
赤羽の飲み屋街、日中の写真とは一転してHDRもいい感じ。
私はお酒を基本飲みませんが・・・レトロな雰囲気が最高ですね。
新宿から撮影した東京都庁。
3倍での撮影ですが、望遠カメラは暗所で少しノイズが目立つ印象です。
3倍で撮影した東京スカイツリー、この写真が一番ノイズ目立ちます。
ROG Phone 8 Proのフォーカスも若干あやしいです。
3倍でなぜか夜道で撮影したツツジの花、ROG Phone 8 Proが一番ノイズが少なく安定しています。
室内
続いて、室内での撮影です。
ROG Phone 8 Proは屋外同様に全体的に明るく撮れる印象です。
椅子の色が実際より明るすぎて違和感はありますが、使いやすいカメラだと感じます。
デスクの撮影です。iPhone 15 Pro Maxが一番実物に近いです。
椅子の雰囲気も見てみましょう。Galaxy S24 UltraとiPhone 15 Pro Maxはそっくりな写真の仕上がりで、この2台はラブラブですね。
食べ物
続いて食べ物の撮影です。
美味しそうに撮れていますが、ROG Phone 8 Proは白米が白飛びしています。
iPhone 15 Pro Maxが一番安定しています。
温泉玉子を食べた後に、すき焼き弁当と気付いた筆者でした(^_^;)
いちごとクリームたっぷりのクレープです。
Galaxyは包み紙が背景と認識してボケていますが、ROG Phone 8シリーズとiPhone 15 Pro Maxはしっかり認識できています。
最近、ポン・デ・リング🍩を焼いて食べるのが流行ってるらしいよ!
何味か忘れた果汁ジュース、こちらも彩度は高めですが一番美味しそうに見えますね。
ズーム
続いて、ズーム性能を見ていきましょう。
ROG Phone 8 Proは光学3倍ズーム対応に対して、Galaxy S24 UltraとiPhone 15 Pro Maxは光学5倍ズーム対応のため、ROG Phone 8 Proはズーム性能は不利と思われましたが、良い意味で期待を大きく裏切ってくれました。
【0.7倍】
東京・渋谷駅前のヒカリエからスクランブル交差点、109方面を撮影しました。
ガラス越しでの撮影のため、全モデルでガラスの反射が確認できます。
一番正確に表現できているのはGalaxy S24 Ultraでしょうか。
【1倍】
等倍での撮影、ハイエンドモデルだけあってどれもキレイですが、iPhone 15 Pro Maxはガラスの影響か黄色が強くなっています。
【3倍】
3倍での撮影。ROG Phone 8 Proが有利な条件ですが、他のモデルとの差はほとんど感じられません。
【5倍】
5倍での撮影。今度はGalaxy S24 UltraとiPhone 15 Pro Maxが有利と思われる場面でも、ROG Phone 8 Proの完成度の高さに驚きます。
【10倍】
10倍になるとライバル2機種の強さが顕著になってきますが、ROG Phone 8 Proもヤクルトの電飾看板の文字がある程度読めるため、ぜんぜん実用的です。
【30倍】
最大倍率の30倍、ROG Phone 8 Proの想像以上の解像度に驚きを隠せません。
ポートレート
ROG Phone 8シリーズは背景をボカすポートレートモードも利用でき、倍率は1倍、2倍のいずれかを選択できます。
画面やや右側の縦のバーでf値を変更することで、背景のボケ具合を調整することができます。
【f/4.0】背景のボケ感が強い
ROG Phone 8 Proは他のモデル同様に正確に背景をボカセています。
【f/0.95】背景のボケ感が弱い
F値を調整して、背景のボケ具合を変更できます。
立て看板もポートレートモードで撮影、ROG Phone 8 Proは奥の聖堂が黒つぶれしています。
ライトトレイルモード
ROG Phone 8シリーズにはライトトレイルモードが搭載されています。
トラフィックライト、川、花火など動きのある物体を長時間撮影(長時間露光)することで、動きのある写真を撮影することができます。
【通常モード】
東京・御茶ノ水駅前の聖橋(ひじりばし)から撮影、普通に撮影しても十分キレイですが・・・
【ライトレイルモード】
ライトレイルモードのトラフィックライトを選択して、シャッターボタンを押せば、このように動きのある写真の撮影ができます。
ライトレイルモードを使えば、他の方の写真と差別化できるよ(たぶん)
- 昼景の撮影はGalaxy S24 UltraやiPhone 15 Pro Maxに全く引きを取らない(もはや勝っている?)
- 全体的に彩度が高めの写真に仕上がるため、好みが分かれる
- ライバル機と比較してミスショットが少ない
- 最大30倍のズーム撮影も想像以上に優秀で十分に使える
- 動画撮影はライバル機より手ブレが目立つ、iPhone強し(後日動画を投稿)
- ライトトレイルモードでプロのような撮影がワンタップで撮影可能
先代のROG Phone 7シリーズはカメラが弱くて購入を見合わせたけど、今回はカメラも本気!FeliCaも対応したのでメイン機候補です!
ROG Phone 8 Proのバッテリー周りをレビュー
ROG Phone 8 Proを使用して感じたバッテリー持ちや充電速度についてまとめます。
充電速度
ROG Phone 8 シリーズ | Galaxy S24 Ultra | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|
バッテリー容量 | 5,500mAh | 5,000mAh | 4,422mAh |
急速充電 | 65W | 45W | 25.5W程度 |
急速充電対応規格 | HyperCharge Quick Charge 5.0 USB Power Delivery 3.0 | Power Delivery PPS | ー |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ | ○ |
リバース ワイヤレス充電 | ? | ○ | × |
ROG Phone 8シリーズに搭載されているバッテリー容量は2,750mAhのバッテリーを2つ搭載(合計5,500mAh)する「デュアルセルシステム」を採用しており、最も熱が発生するSoCを本体中央に配置することで、ゲームプレイ中に端末の発熱を感じにくい構造となっています。
また、本体下部と本体左側の二ヶ所にUSB Type-Cポートが搭載されており、直接スマートフォン本体に給電する「バイパス充電」に対応しています。
そのため、充電しながらのゲームでも発熱やUSBケーブルの煩わしさを気にすることなく、ゲームに集中することができます。
付属の充電器は最大65Wの充電に対応しており、約39分でフル充電できます。
また、ROG Phoneでは初となるQi規格のワイヤレス充電にも対応しました。
バッテリー持ち
ROG Phone 8シリーズには5,500mAhの大容量バッテリーが搭載されており、動画再生が約22.7時間、SNSブラウジングが約17時間の連続駆動時間を実現しています。
ROG Phone 8シリーズのバッテリー容量はROG Phone 7シリーズの6,000mAhから5,500mAhに減りましたが、バッテリー持ちはほとんどかわりません。
SoCの省電力化などが進んだことが要因かと思われます。
ROG Phone 8シリーズは電池持ち良好、充電速度爆速のため、一日中バッテリーの心配をすることなく、ゲームをプレイできます。
ROG Phone 8 ProはTikTokなどのライブ配信者にオススメ
筆者は動画系のSNS「TikTok」にて、ライブ配信を定期的に行っています。
そこで問題になるのがスマートフォンの発熱問題です!
ライバーさんからは・・・
iPhoneSE(第2世代)で配信していると発熱でカクカクする!
Galaxy S22でライブ配信していると発熱でライブ配信が強制終了する(^_^;)
GalaxyでLIVE配信していると発熱で操作不能になり、配信を終了できない🥺
といった声を良く聞きます。
実際、筆者もGalaxy S23 UltraやiPhone 15 Pro Maxと大型で発熱に強いスマートフォンで配信しても熱くてやけどしそうになったことがあります。
長時間配信する場合、どうしても配信中に充電しなくてはならず、その際に発熱する印象です。
ROG Phone 8シリーズなら本体に直接給電可能(充電しない)で、専用ファンで冷却可能である特徴を活かせば、快適に配信が行えるのではないかと考え、今回検証を行いました。
純正のクーラー「AeroActive Cooler X(ROG_AEROACTIVEX)」を装着して、TikTokのライブ配信を1時間33分行いました。
AeroActive Cooler Xの冷却モードはスマート、クール、フロスティ、フローズンから選択できますが、TikTokのライブ配信は一番弱いスマート(自動)で十分でした。
LIVE配信テスト後半の45分ほどは給電を行いながら配信を続けましたが、スマートフォン本体の温度が上がるどころか下がっていました(右の写真、下の黄土色のグラフがスマートフォンの温度)。
冷却ファンをスマートモードで使う場合、配信でクーラーのノイズが入る心配はありません。
ここまで快適にTikTokのライブ配信ができるスマートフォンは見たことがありません
ただ、アウトカメラでの撮影と同様に、インカメラで配信するときは肌の色(トーン)が明るめに写るのでその点は注意が必要です。
TikTokのアカウントもフォローしてね!
ROG Phone 8 Proのスピーカーの音質をレビュー
ROG Phone 8シリーズのスピーカーの音質は非常に優秀で、日本で販売されているスマートフォンの中では1番かもしれません。
デュアルフロントスピーカーが採用され、左右に配置された大型スピーカーにより高品質なステレオサウンドを実現しています。
ゲームプレイ時にあってはならない音の遅延、3.5mmのイヤホンジャック搭載により遅延を気にすることなくゲームや動画視聴を楽しむことができます。
Dirac Virtuo™と呼ばれる空間オーディオ技術をサポートしており、無線・有線どちらのヘッドホンやイヤホンでも、立体的なサウンドと音の定位感を楽しめます。
オーディオウィザード機能を用いることで、音楽、映画、ゲームなどシーンに合わせて最適なモードでリスニングできます。
ROG Phone 8シリーズは、ハイレゾ音源の再生にも対応しており、高音質な音楽体験を提供します。
Bluetooth接続でも高音質で低遅延な再生が可能であり、Qualcomm aptX AdaptiveとaptX Losslessによってワイヤレスでの音楽鑑賞も楽しめます。
また、プリインストールアプリではハイレゾの音源を無料でダウンロードして試聴することもできます。
ROG Phone 8シリーズは、アプリごとにワイヤレスイヤホンの環境を自動調整・高品質・ゲームモードから選択できます。
アプリごとに遅延に設定が可能なスマートフォンはASUS以外で見たことありません。
ROG Phone 8シリーズの生体認証をレビュー
ROG Phone 8シリーズは顔認証・指紋認証のダブル生体認証に対応しています。
どちらの生体認証も精度・速度ともに非常に良く、QOLに直結します。
顔認証
顔認証 | 対応 |
高性能な顔認証機能が搭載されており、前面カメラに顔を向けるだけでロックを解除できます。
メガネやマスクの着用時も問題なく使用できます。
検証動画はメガネ装着の状態で検証しています、認証精度・速度も併せてご確認ください。
指紋認証
指紋認証 | 対応 |
画面内指紋認証に対応しており、画面にタッチするだけで指紋認証を行えます。
ロック解除時に表示される指紋マークを押し込むだけで簡単にロック解除できます。
指紋認証の認証速度・精度は動画でご確認ください。
指紋センサー部分の表示スタイルも複数から選択できます(動画参照)。
指紋認証と顔認証は両方有効に設定することができ、状況に応じて使い分けるできます。
指が湿っている、乾燥しているなど指紋認証が難しい場合は顔認証を利用するなど、柔軟にロック解除方法をユーザーが選択できるのはありがたい限りです。
顔認証・指紋認証のいずれかしか対応してないスマホは見習え!!
ROG Phone 8シリーズの対応バンドをレビュー
ROG Phone 8シリーズで対応しているバンド(日本国内で対応しているのバンドのみ)と対応キャリアを表でまとめました。
結論から言うと、ROG Phone 8シリーズはどのキャリアでも問題なく利用できます。格安SIMとの相性も抜群です。
docomo
世代 | Band | 対応状況 |
---|---|---|
5G | n78 n79 n257 | ○ ○ × |
4G | 1 3 19/26 21 28 42 | ○ ○ ×/○ × ○ ○ |
3G | Ⅰ Ⅵ/XIX | ○ ○ |
ROG Phone 8シリーズはドコモ回線で快適に利用できます。
au
世代 | Band | 対応状況 |
---|---|---|
5G | n3 n28 n77 n78 n257 | ○ ○ ○ ○ × |
4G | 1 3 11 18/26 28 42 | ○ ○ × ○/○ ○ ○ |
ROG Phone 8シリーズはau回線で快適に利用できます。
SoftBank
世代 | Band | 対応状況 |
---|---|---|
5G | n3 n28 n77 n257 | ○ ○ ○ × |
4G | 1 3 8 11 28 41 42 | ○ ○ ○ × ○ ○ ○ |
3G | Ⅰ Ⅷ | ○ ○ |
ROG Phone 8シリーズはソフトバンク回線で快適に利用できます。
楽天モバイル
世代 | Band | 対応状況 |
---|---|---|
5G | n77 n257 | ○ × |
4G | 3 (18/26) | ○ ○/○ |
ROG Phone 8シリーズはRakuten回線で快適に利用できます。
第1位:
Rakuten Linkで通話無料!しかも最大14,000円分CB!
ROG Phone 8シリーズを安く買う方法
ROG Phone 8を安く買う方法を紹介します。
ROG Phone 8シリーズの販売価格と発売日
ROG Phone 8シリーズのモデル別の本体価格(税込)は以下の通りです。
機種名 | 税込価格 | 購入ページ |
---|---|---|
ROG Phone 8 Pro Edition 24GB+1TB | 219,800円 | 【黒】公式サイト |
ROG Phone 8 Pro 16GB+512GB | 179,800円 | 【黒】公式サイト |
ROG Phone 8 16GB+256GB | 159,800円 | 【黒】公式サイト 【灰】公式サイト |
他社のハイエンドSIMフリースマートフォンと価格を比較してみます。
ROG Phone 8シリーズはROG Phone 7シリーズから値上がりしましたが、他社製品と比較するとまだまだ安いと感じます。
ROG Phone 8シリーズは2024年5月17日(金)に発売し、以下の販路で販売されています。
オンラインストア | ASUS Store ASUS Store 楽天市場店 |
MNO | au(au +1 collection) |
ECサイト | Amazon.co.jp、ひかり TV ショッピング |
家電量販店 | |
MVNO |
AeroActive Cooler X が同梱されている最上位モデルの「ROG Phone 8 Pro Edition(型番:ROG8P-BK24R1T)」は数量限定での販売で、ROG SACKPACK プレゼント対象外です。
MVNOの
MVNO | 実質価格 |
---|---|
【端末単体】158,000円 【MNP】 |
アクセサリー
ROG Phone 8 シリーズ専用アクセサリーとして、AeroActive Cooler X、ROG Phone 8 Clear Case、ROG PHONE 8 Antibacterial Glass Screen Protectorが用意されています。
各製品の価格・販売ページは以下の通りです。
AeroActive Cooler X | ROG Phone 8 Clear Case | ROG PHONE 8 Antibacterial Glass Screen Protector | |
---|---|---|---|
型番 | ROG_AEROACTIVEX | ROG8_CLEARCASE | ROG8_SCREEN_GLASS |
税込価格 | 12,480 円 | 1,980 円 | 3,480 円 |
購入ページ | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ROG Phone 8 Proのレビュー | まとめ
最後に、ASUS ROG Phone 8シリーズの良い点(メリット)・悪い点(デメリット)をまとめます。
- 現行最高峰で省電力性にも優れたSnapdragon 8 Gen 3を搭載
- 165Hzリフレッシュレート、720Hzタッチサンプリングレートに対応した有機ELディスプレイを搭載
- 5,500mAhの大容量バッテリー搭載で良好な電池持ち、バイパス充電も対応
- 3.5mmのイヤホンジャック搭載
- サーマルスロットリング(機能制限)がほとんどなく最高のパフォーマンスでゲームプレイが可能
- ゲーム中に嬉しい機能が盛り沢山
- カメラ性能が大幅に向上し、日常使いも問題なし
- サイズ・重量が一般的なスマホ並みになり扱いやすくなる
- スピーカーの音質が非常に良い
- 指紋認証・顔認証の精度が非常に良い
- ROG Phone初のおサイフケータイ・ワイヤレス充電対応
- 先代モデルからバッテリー容量が減る
- ROG Phone 8 Pro Editionが数量限定
- カメラの望遠性能がやや弱い
前作以上に冷却性能がパワーアップし、ゲームが快適にできるのはもちろんですが、端末が小型化し、軽量化したことにより扱いやすくなりました。
カメラが大幅にアップデートされ、Galaxy S24 UltraやiPhone 15 Pro Maxにも十分対抗できるレベルまで進化しました。
さらに、ROG Phone初となるおサイフケータイやワイヤレス充電に対応し、普段使いにも便利になりました。
結論、想像以上の進化に正直驚きました。
完全に予想外でしたが、私のメイン機候補です(失礼すぎる)!
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