Xiaomi Mi Note 10 特長
Xiaomi Mi Note 10の特長は何と言ってもカメラです。上位モデルのMi Note 10 Pro(CC9 Pro Premium Edition)はカメラの性能を数値化して評価するDxOMarkのMobile部門でHUAWEI Mate 30 Proと並んで「121」のスコアで同率1位となっています。
スペックは、SoCにSnapdragon 730G、メモリー6GB、ストレージ128GBとミドルレンジ級です。
それにも関わらず、発売したばかりとはいえ、価格は約5.5万円とXiaomiのフラッグシップ機「Xiaomi Mi9」の約4万円と比べると高額です。
そのため、この端末の評価はカメラでほとんど決まると言っても過言ではありません。
Xiaomi Mi Note 10をGearbestで購入
筆者も1億800万画素のカメラが気になり、下位モデル(6GB+128GB)のXiaomi Mi Note10をGearbestで購入しました。
配送方法には「Netherlands Post Registered」を選択したものの、事前の連絡もなく「DHL」で発送されました。
11月11日に注文し15日にDHL営業所で受け取ることができました。
筆者が普段利用している通販サイト「Expansys」や「1ShopMobile」と比べると到着は遅いものの十分なスピードです。
DHLは初めての利用でしたが、ヤマト運輸より通関手続きは早いように感じました。
Xiaomi Mi Note 10 項目別評価
Xiaomi Mi Note 10 スペック一覧表
Xiaomi Mi Note10 SIMフリー |
|
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SoC | Snapdragon 730G |
サイズ | 157.8 x 74.2 x 9.7 mm |
重量 | 208g |
ディスプレイ | 6.47インチ FHD+ Super AMOLED (1080×2340) 398 ppi |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
micro SD | × |
バッテリー | 5,260mAh |
カメラ(背面) | 108 MP(f/1.7)+ 5MP(f/2.0)+ 2 MP(f/2.4) |
カメラ(前面) | 32 MP(f/2.0) |
カラー | Aurora Green Glacier White Midnight Black |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
Xiaomi Mi Note 10 対応周波数
規格 | 周波数 | Band | Mi Note 10 | docomo | KDDI(au) | SoftBank |
---|---|---|---|---|---|---|
FDD-LTE | 2.1GHz | 1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
1.7GHz | 3 | ○ | ○ | ○ | ||
900MHz | 8 | ○ | ○ | |||
1.5GHz | 11 | ○ | ○ | |||
800MHz | 18/26 | ○ | ○ | |||
800MHz | 19 | ○ | ○ | |||
1.5GHz | 21 | ○ | ||||
700MHz | 28 | ○ | ○ | |||
TDD-LTE | 2.5GHz | 41 | ○ | |||
3.5GHz | 42 | ○ | ○ | ○ | ||
3G | 2.1GHz | Ⅰ | ○ | ○ | ○ | |
800MHz | Ⅵ/XIX | ○ | ○ | |||
900MHz | Ⅷ | ○ | ○ |
日本で販売しているスマートフォンなのかと思えるほど、日本国内の周波数に対応しています。
※技適マークのついていないスマートフォンの利用は推奨していません。
Xiaomi Mi Note 10 開封の儀・デザイン
Xiaomi Mi Note 10の外箱はMi 9などと同じく長方形の箱です。
htcやLGのスマートフォンのように、ディスプレイ面のフィルムには端末の特長が記載されています。
Xiaomi Mi Note 10と同じく、エッジディスプレイを採用してるSamsungのGalaxyシリーズのように初めから通常のフィルムが貼られている方が助かるでしょう。
フィルムは前面と背面が繋がっています。
Xiaomi Mi Note 10の外見は厚さを除いて、HUAWEI P30 Proと非常に良く似ています。
発売直後でXiaomi Mi Note 10のフィルムが出回っていないため、HUAWEI P30 Pro用のフィルムで代用しました。
また、初期設定時の言語選択画面では、日本語が一番上に表示されていました。海外端末は日本語がかなり下の方にあることが多いため、非常に驚きました。
背面もHUAWEI P30 Proに似ており、高級感があります。
筆者が現在使用している同社のフラッグシップモデル「Mi 9」はデザインがシンプルで安っぽく見えるため、Mi Note 10のデザインはなおさらカッコ良く見えます。
Xiaomi Mi Note 10 レスポンス
SoCにSnapdragon 730G、メモリー6GB、ストレージ128GBとミドルレンジ帯のスマートフォンです。
ウェブで調べ物をしたり、動画を見る程度ならばまったく困ることはありません。
気になる点は、1億800万画素(108MP)で写真を撮る時です。写真の撮影後の処理に時間がかかり、4秒以上待たされます。
実験についてはコチラでご覧下さい。
Xiaomi Mi Note 10 カメラ
Xiaomi Mi Note 10の生命線とも言っても過言ではないカメラについて検証しました。
Xiaomi Mi Note 10シリーズのリアカメラには、世界初の1億800万画素(108MP)のカメラを含む5眼カメラ「108MP+5MP+12MP+20MP+2MP」が搭載されています。
カメラの構成は上から順番に以下の通りとなっています。
5MP望遠カメラ:10倍ハイブリッドズーム、50倍デジタルズーム、f/2.0、OIS(光学式手ブレ補正)
12MPポートレートカメラ:2倍光学ズーム、1.4µm、f/2.0、デュアルピクセルAF
108MP超高解像度カメラ:1/1.33センサー、25mm相当、1.6µm、f/1.69、OIS(27MP出力解像度)
20MP超広角カメラ:117°超広角、f/2.2、1.0µm
2MPマクロカメラ:1.5cmスーパーマクロ、2.10cmのAFマクロ撮影
上位モデルのMi Note 10 Pro(中国版:CC9 Pro Premium Edition)はカメラの性能を数値化して評価するDxOMarkのMobile部門でHUAWEI Mate 30 Proと並んで「121」のスコアで同率1位となっています。
今回は、1億800万画素カメラの実力を測るため、筆者が所持している端末の中でDxOMarkのランクが一番高い(4位)スマートフォン「Galaxy Note10+」と比較しました。
撮影は秋葉原駅前で行い、どちらの機種も等倍で撮影しました。
休日の日中に撮影を行いました。天気は曇り時々雨で太陽は全く見えませんでしたが、Mi Note 10で撮影すると空が赤っぽく写っています。なぜ、このように写っているかは不明です。
Galaxy Note10は空の色がしっかり捉えており、Galaxy Note10で撮影した写真の方が実際の見た目に近いです。
続いてトリミングした写真を比較してみます。
トリミングをしてみるとXiaomi Mi Note 10の方がディーテル(細部)が綺麗に撮れています。ただ、筆者が想像していたほどの差はありませんでした。
また、Xiaomi Mi Note 10は、Samsung Galaxy Note10+やHUAWEI Mate 20 Proなどと比較すると、ピントが合っていないことが多いです。
108MPで撮影すると、その場ではピンボケに気づかず、拡大して初めてピンボケに気づくことがあります。
大切な写真が台無しになる可能性もあるため、非常に危険です。
また、108MPで撮影した写真は1枚で約27MBの容量があります。そのため、ストレージをすぐに消費してしまうので注意が必要です。筆者は撮影した写真をGmailで良く送信しますが、Gmailでは25MBまでしか送信できないため、108MPで撮影した写真が送れないことも何度もあり、かなり不便でした。
Xiaomi Mi Note 10の108MPカメラは確かに優秀ですが、写真の色合いやピンボケの問題があり、ソフトウェアのチューニング不足と感じました。
スマートフォンのカメラということを考慮すると、一般のユーザーが写真をトリミングして使う機会はそこまで多くないでしょうし、ストレージを消費しやすいことを考えると現段階でスマートフォンに108MPのカメラは不要でしょう。
他機種との写真比較も行いました。あわせてご覧下さい。
Xiaomi Mi Note 10 生体認証
Xiaomi Mi Note 10の生体認証は、ディスプレイ内指紋認証と顔認証に対応しています。Mi Note 10の画面内指紋認証は光学式指紋認証を採用しており、認証時に、指を置く領域をLEDで照らし、CMOSセンサーで指紋を読み取っています。
今まで筆者が使用してきたディスプレイ内指紋認証搭載のスマートフォンは、LEDライトの色が全て緑色でしたが、こちらのMi Note 10は白色のLEDが使用されています。動画でご確認下さい。
指紋認証の精度は、同社のフラッグシップモデル「Mi 9」(アップデート後との比較、アップデート後に認証精度が改善)と同程度です。
ただし、OPPO(Reno 10x Zoom、Reno A、Reno A 128GB)やHUAWEI(P30 Pro)のスマートフォンと比較すると認証速度が遅く、エラーも多いです。
顔認証は遅くというほどではありませんが、HUAWEIのスマートフォンと比べるとまだまだ改善の余地があります。
Xiaomi Mi Note 10 バッテリー持ち
筆者の実験からXiaomi Mi Note 10の電池持ちはかなり良いことがわかりました。
省電力であるミドルレンジ級のSoCを採用している上、電池も5,260mAhと大容量のバッテリーを搭載していることが要因でしょう。
端末の重量も180g(筆者の重いか軽いかを判断する目安)を悠々越える208gとかなり重く感じます。
電池容量を4000mAh程度に減らしてさらに薄く・軽くすべきだと感じました。
実験についてはコチラでご覧下さい
Xiaomi Mi Note 10 音質
Xiaomi Mi Note 10はハイレゾに対応しており、音量も大きいです。また、イヤホンジャックが搭載されているため、有線イヤホンを使うことができます。しかし、肝心の音質は濁ったような音でイマイチと言わざるを得ません。
Xiaomi Mi Note 10 発熱のしにくさ
実験からXiaomi Mi Note 10の発熱は非常に少ないとわかりました。省電力であるミドルレンジ並のSoCを採用しているのが要因でしょう。ただし、カメラを連続で長時間使用すると熱くなります。
実験についてはコチラでご覧下さい。
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