PITAKAは、Apple社から発表された新型iPhone 15シリーズ(iPhone 15/iPhone 15 Plus/iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Max)向けスマートフォンケースとして、通常版ケース「PITAKA MagEZ Case 4(読み:ピタカ マグイージー ケース フォー)」と強化版モデル「PITAKA MagEZ Case Pro 4(読み:ピタカ マグイージー ケース プロ フォー)」、さらに、アートシリーズ「Weaving+」の「StarPeak MagEZ Case 4(読み:スターピーク マグイージー ケース フォー) 」の計3種類を発表しました。
PITAKAは2015年11月に中国の深センに設立された企業で、「よりスマートで持続可能な方法で製品エコシステムを構築し、最高級の素材を使用および再利用することにより、私たちの生活を簡素化する。」ことを目標に、エコリビング、エコプロダクション、エコ開発に取り組み、アラミド繊維で作られたスマートフォン・タブレット・スマートウォッチ等のアクセサリーを数多く世に送り出しています。
PITAKAから販売されているカーボン製のiPhone 15 Pro Max用ケースをPITAKAさんに提供いただきました。
ケースを使用して感じた良い点(メリット)・悪い点(デメリット)を忖度なくレビューしていきます。
この記事はこんな方にオススメです。
PITAKAのiPhone 15シリーズ用ケースでどれを買うか迷うな!
PITAKAのケースってけっこう高いけど品質や評判はどうなの?
PITAKAのiPhone 15シリーズ用ケース MagEZ Case 4・StarPeak MagEZ Case 4・MagEZ Case Pro 4の特徴
PITAKAのケース3種類「PITAKA MagEZ Case 4」「StarPeak MagEZ Case 4 」「PITAKA MagEZ Case Pro 4」の仕様を表にまとめました。
製品名 製品画像 | MagEZ Case 4 | StarPeak MagEZ Case 4 | MagEZ Case Pro 4 |
オススメ ユーザー | 薄さ・重さ重視 | デザイン重視 | 保護性能重視 |
価格 | ①:7,699円 または ①以外:8,999円 | 8,999円 | 8,999円 |
カラー | ①600D黒/グレーツイル柄 600Dオーバーチュア(浮織) 600Dラプソディ(浮織) | 山:OVER THE HORIZON 星:MILKY WAY GALAXY | 1500D 黒/グレーツイル柄 600D 黒/グレーツイル柄 1500D 黒/ブルーツイル柄 |
MagSafe | 対応 | 対応 | 対応 |
厚さ | 600D:0.95mm | 1500D:1.05mm | 1.6mm |
重さ | 17~22g | 19g~24g | 32~36g |
保護性 | 通常保護 | 通常保護 | 全面保護 |
素材 | 600Dアラミド繊維 | 1500Dアラミド繊維 | 1500Dアラミド繊維 & TPU |
対応機種 | iPhone 15 Pro Max iPhone 15 Pro iPhone 15 Plus iPhone 15 | iPhone 15 Pro Max iPhone 15 Pro iPhone 15 Plus iPhone 15 | iPhone 15 Pro Max iPhone 15 Pro iPhone 15 Plus iPhone 15 |
アラミド繊維の600Dや1500Dが頻繁に登場するけどなんなの?
「D(デニール・denier)」とは糸や繊維の太さを表すのに使用される計量単位のことなのだ。
デニール数が低い製品ほど繊維が細いためケースは薄くなり、逆に高い製品ほど繊維が太いためケースは厚くなるのだ。
MagEZ Case 4などのPITAKAのスマホケースに使用されている600Dのアラミド繊維は特別に調達されたもので、プレミアム製品にのみ使用されているのだ。
600Dのアラミド繊維は微細な織り方が必要で、製造も難しく非常に希少な材料なのだ。
600Dのアラミド繊維は、鉄の約5倍の強度を持ちながら、重量は約5分の1という非常に優秀な繊維で、1500Dのアラミド繊維よりも軽くて、柔らかいのだ。
一方、1500Dのアラミド繊維は、立体的手触りが特徴的なだけでなく、600Dと比べて少し厚くなるから、多くの模様をキレイに表現することができるのだ。
この特徴を活かして、StarPeak MagEZ Case 4では、1500Dのアラミド繊維が使われているのだ。
なるほどね。
糸の種類によって特長が異なるんだね。
StarPeak MagEZ Case 4で1500Dが採用された理由も納得したよ!
PITAKAのiPhone 15シリーズ用ケース MagEZ Case 4・StarPeak MagEZ Case 4・MagEZ Case Pro 4のレビュー
「PITAKA MagEZ Case 4」「StarPeak MagEZ Case 4 」「PITAKA MagEZ Case Pro 4」の比較を行います。
付属品
PITAKA製品は環境にも考慮されています。
白を基調としたパッケージで昨年のMagEZ Case 3よりオシャレになっています。
パッケージの裏面には商品の特長などが記されています。
パッケージ(内箱)には環境にやさしい100%分解可能なバガス再生繊維パルプを使った生分解性のある素材を使用し、環境に配慮した取り組みが行われています。
付属品は両モデルとも共通で、以下のものが同梱されています。
- ケース本体
- 取扱説明書など
- 固定用ステッカー
StarPeak MagEZ Case 4はその他にオリジナルのプリントが入っています。
固定用のステッカーは、ケースがゆるい場合にケース内側に貼り付けて使用するものです。
メーカー側でも実機による検証が十分にできていないのかもしれません。
デザイン・重さ
MagEZ Case 4、StarPeak MagEZ Case 4、MagEZ Case Pro 4の各モデルのサイズ、重量は表でご確認ください。
製品名 製品画像 カラー 厚み | 機種名 | 重量 | サイズ |
---|---|---|---|
MagEZ Case 4 600D黒/グレーツイル柄 600Dオーバーチュア(浮織) 600Dラプソディ(浮織) 0.95mm | iPhone 15 | 19g | 149.03×73.05×9.43mm |
iPhone 15 Pro | 17g | 147.7×71.64×9.61mm | |
iPhone 15 Plus | 22g | 162.26×79.16×9.43mm | |
iPhone 15 Pro Max | 20g | 161.2×78.2×9.71mm | |
StarPeak MagEZ Case 4 山:OVER THE HORIZON 星:MILKY WAY GALAXY 1.15mm | iPhone 15 | 21g | 149.43×74.35×9.62mm |
iPhone 15 Pro | 19g | 148.12×71.94×9.95mm | |
iPhone 15 Plus | 24g | 162.32×79.96×9.53mm | |
iPhone 15 Pro Max | 22g | 161.22×78.24×9.85mm | |
MagEZ Case Pro 4 1500D 黒/グレーツイル柄 600D 黒/グレーツイル柄 1500D 黒/ブルーツイル柄 1.65mm | iPhone 15 iPhone 15 Pro | 32g | 150.98×74.97×11.11mm |
iPhone 15 Plus iPhone 15 Pro Max | 36g | 164×80.98×10.73mm |
MagEZ Case Pro 4は公称値より4gも重かったよ(T_T)
デザインについて見ていきます。
素材はケースにより異なります。
軽さ重視のMagEZ Case 4(写真左)はアラミド繊維を採用、一方の、保護性能重視のMagEZ Case Pro 4(写真右)はアラミド繊維とTPUが使われています。
質感はMagEZ Case 4がシットリと手に馴染み張り付く感覚がありますが、MagEZ Case Pro 4はサラサラしており若干滑りやすい印象です。
MagEZ Case 4とStarPeak MagEZ Case 4では用いられている糸の細さが異なるため、背面の触感も異なります。
MagEZ Case 4はサラサラとしているのに対して、StarPeak MagEZ Case 4は凹凸の目立つデザインでザラザラとしています。
MagEZ Case 4とStarPeak MagEZ Case 4では内側の刻印も異なります。
MagEZ Case 4とStarPeak MagEZ Case 4では、背面・内側のデザイン、糸の種類、重さ以外は基本的に同じ仕様です。
アラミド繊維は先ほど解説した通りですが、ケースを拡大するとしっかり糸で織り込まれているのが確認できます。
光沢感のあるPITAKAロゴのカラーに違いがあり、MagEZ Case 4がブラック、StarPeak MagEZ Case 4・MagEZ Case Pro 4がゴールドとなっています。
MagEZ Case Pro 4は、アラミド繊維とTPU(熱可塑性ポリウレタン)の2つの材料を結合し一体化したカバーで、つなぎ目のない美しいデザインです。
ケースの内側を確認してみると、2製品の方向性がまったく異なることがわかります。
MagEZ Case 4は厚さ:0.95mm、重量:17g~と超極薄/超軽量のMagSafe対応スマートフォンケースです。
MagEZ Case Pro 4は柔らかいナッパレザーの裏地やアメリカ国防総省が制定した米軍調達規格であるMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したケースで、よりキズや衝撃から守ってくれます。
ケース内側の中央部分には強力な「N52SH MagSafeマグネットアレーモジュール」が内蔵されており、Apple社の各種MagSafeアクセサリーが利用できます。
続いて側面のデザインと保護領域を確認していきましょう。
ケースの内側から見て、ケース側面下部はMagEZ Case Pro 4がしっかり保護されているのに対して、MagEZ Case 4は大きく開いています。
側面上部も同様です。
左側面もMagEZ Case Pro 4はボタン類は保護されていますが、MagEZ Case 4は大きくくり抜かれています(詳細はのちほど)。
右側面も同じ構造です。
装着感・使用感
続いて、PITAKA MagEZ Case 4・StarPeak MagEZ Case 4・MagEZ Case Pro 4をiPhone 15 Pro Maxのモックアップに装着して装着感や使用感をレビューしていきます。
ディスプレイ面から確認すると両モデルとも本体よりケースのほうが高く、傷から守ってくれます。
繰り返しになりますが、側面部分の確認です。
MagEZ Case 4は電源ボタン周辺が大きく開口していますが、MagEZ Case Pro 4には全面が保護され、固定式のボタンが搭載されています。
ただ、モックアップにMagEZ Case Pro 4を装着すると、ボタンが押せなくなるため、実機が届き次第再検証をいたします。
画像では少しわかりにくいですが、MagEZ Case 4はアクションボタン、音量ボタンがまとめてくり抜かれています。
PITAKAのケースは濃いカラーを選ぶと、ケースとの一体感が出る印象です。
PITAKA MagEZ Case 4の側面下部は大きく開いているため、ディスプレイを下にして机上に置いた際に面の部分が傷付く可能性がありそうです。
MagEZ Case Pro 4はやはり安心感があります。
側面上部にボタン類は搭載されていませんが、なぜか、MagEZ Case 4は大きくくり抜かれています。
デザイン性重視のためでしょうか。
両モデルともカメラ部分には金属製カメラレンズ保護用フレームを採用、非対称にデザインされた金属性フレームがカメラレンズをしっかりと保護します。
MagEZ Case Pro 4のみ、金属フレームの外側をさらにTPUで取り囲んでいます。
フレームはカメラより高く設計されているため、机上に置くときなども安心して使えます。
StarPeakシリーズを始め、今後生産されるMagEZ Caseのカメラ保護フレームにはリサイクルされたケースのアラミド繊維を再利用しています。
そのため、StarPeak MagEZ Case 4のみ、カメラのバンパー部分に「I WAS A PHONE CASE」の刻印があります。
MagEZ Case 4・MagEZ Case Pro 4はMagSafe用の協力なマグネットを内蔵、PITAKAの「PitaFlow for Phonesシステム」と簡単に繋がることができます。
別記事でレビューを行った「MagEZ Slider 2」や「MagEZ Car Mount Pro 2」などのMagSafe対応充電器を利用することができます。
PITAKAのiPhone 15シリーズ用ケース MagEZ Case 4・StarPeak MagEZ Case 4・MagEZ Case Pro 4のレビュー | まとめ
最後に、PITAKAのiPhone 15シリーズ用ケース MagEZ Case 4・MagEZ Case Pro 4を実際に使用して感じた良い点(メリット)、悪い点(デメリット)をまとめます。
- アラミド繊維を用いた美しいデザインのiPhone 15シリーズ用ケース、数多くのデザインから選べる
- 17g~と超軽量
- 0.95mm~と超極薄
- Magsafeの無線充電に対応、内蔵マグネットが強力なのに薄い
- MagEZ Case Pro 4は側面・ボタンもしっかり保護
- 価格がやや高め
- MagEZ Case 4は側面の保護性能が低い
- MagEZ Case Pro 4は32g~とやや重め、カメラ部分もレンズごとに保護して欲しい
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