HUAWEI MatePad 11.5 レビュー | 動画視聴・読書にオススメな大画面のタブレット

2023年8月24日、ファーウェイ・ジャパンは、11.5インチの大型ディスディスプレイを搭載した大学生や若手ビジネスマンに最適なオールインワンタブレット「HUAWEI MatePad 11.5」を発表しました。

この記事ではHUAWEI MatePad SE 10.4を実際に使用して感じたメリット・デメリットをレビューしていきます。

HUAWEIジャパン様にHUAWEI MatePad 11.5をお借りしてレビューを行っておりますが、HUAWEIジャパンは本投稿の内容に一切関わっていません。忖度なくレビューを行っています。また、貸出端末が開発機ということもあり、製品版と仕様が異なる可能性がございます。予めご了承ください。

HUAWEI MatePad 11.5の特長

HUAWEI MatePad 11.5のスペック

HUAWEI MatePad 11.5の性能を競合製品であるXiaomi Pad 6やOPPO Pad Airと比較します。

HUAWEI MatePad SE 10.4とOPPO Pad Airは非常にスペックの近いタブレットですが、電池容量・充電速度・スピーカーでOPPO Pad Airが優勢となっており、約3千円の価格差に表れています。

両機種ともSoCにはSnapdragon 680を搭載で、動画視聴・電子書籍閲覧といったニーズに答えられます。

ゲーム利用はあまりオススメしません。ポケモンGOを試しましたが、Googleアカウントでログインできずプレイすることができませんでした。該当のゲームがHUAWEI MatePad SE 10.4に対応しているか事前に確認することをオススメします。

モデル	HUAWEI MatePad 11.5-inch	HUAWEI MatePad SE 10.4	Xiaomi Pad 6	OPPO Pad Air
発売日	2023年8月28日	2022年12月15日	2023年7月27日	2022年9月30日
価格	確認中	3+32GB：31,900円 4+64GB：34,800円	6+128GB：49,800円 8+128GB：59,800円	37,800円
カラー	スペースグレー	グラファイトブラック	グラビティグレー シャンパンゴールド ミストブルー	ナイトグレー
サイズ	260.88×176.82×6.85 mm	246.9×156.7×7.85mm	253.95×165.18×6.51mm	245.1×154.8×6.9mm
重量	約499 g	約440 g	約490 g	約440g
ディスプレイ	約11.5インチ、液晶、解像度2200×1440	約10.4インチ、液晶、解像度2000×1200 画面占有率約83%、225PPI	約11インチ、液晶、解像度2880×1800 309PPI	約10.3インチ、液晶、解像度2000×1200 画面占有率約83.5%、225PPI
SoC	Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 2.4GHz×1+2.36GHz×3+1.80 GHz×4	Qualcomm Snapdragon 680 2.4GHz×4+1.9GHz×4	Qualcomm Snapdragon 870 3.2GHz×1+2.42GHz×3+1.80GHz×4	Qualcomm Snapdragon 680 2.4GHz×4+1.9GHz×4
OS	HarmonyOS 3.1	HarmonyOS 3	MIUI 14 for Pad （Android 13ベース）	ColorOS 12 （Android 12ベース）
メモリ	6 GB	3GB 4GB	6GB 8GB	4GB
ストレージ	128 GB	32GB 64GB	128GB	64GB 128GB
電池容量	7,700 mAh	5,100mAh	8,840mAh	7,100mAh
充電	20W（10V/2.25A）	5W（5V/1A）	33W	18W
アウトカメラ	約1,300万画素 (f/1.8 )、AF	約200万画素、FF	約1,300万画素f/2.2 PDAF	約800万画素（F値：2.0）
インカメラ	約800万画素 (f/2.2)	約500万画素、AF	800万画素1.12um f/2.2	約500万画素（F値：2.2）
センサー	環境光センサー 重力センサー ホールセンサー （コンパス）	環境光センサー 加速度センサー	加速度計 ジャイロスコープ フロント環境光（色温度）センサー リア環境光センサー ホールセンサー 顔認証	地磁気センサー 光センサー ジャイロセンサー 加速度センサー
オーディオ	内蔵スピーカー×4 内蔵マイク×2	内蔵スピーカー×2 内蔵マイク×1	内蔵スピーカー×4 内蔵マイク×2	内蔵スピーカー×4 内蔵マイク×1
通信	Wi-Fi	Wi-Fi	Wi-Fi	Wi-Fi
Bluetooth	Bluetooth 5.2	Bluetooth 5.0	Bluetooth 5.2	Bluetooth 5.1
コネクタ	USB 2.0 Type-C	3.5mmイヤホンジャック USB 2.0 Type-C microSD（最大1 TB）	USB3.2 Gen1 Type-C	USB 2.0 Type-C microSD（最大512GB）
付属品	ACアダプタ USB Type-Cケーブル クイックスタートガイド 安全に関する注意事項とアフターサービスについて	ACアダプタ USB Type-Cケーブル SDカード取り出しピン クイックスタートガイド 安全に関する注意事項とアフターサービスについて	ACアダプタ USB Type-C ケーブル クイックスタートガイド 保証に関するお知らせ	SDカード取出し用ピン クイックガイド 安全ガイド

HUAWEI MatePad 11.5のレビュー

HUAWEI MatePad 11.5を項目別にレビューしていきます。

外観・デザイン

HUAWEI MatePad 11.5のボディは一体型メタリックボディデザインを採用。

重量は約499gで大型スマートフォン約2台分、厚さは約6.85mmと薄く手に馴染みます。

一般的なタブレットは通信アンテナ搭載のために一部分がプラスチック素材になっていることも多いですが、本機はHUAWEIが特許を持つ「CSMアンテナ」を搭載しているため、フレーム全体でアンテナ全による繋ぎ目はありません。

Xiaomi Pad 6（右）とサイズを比較するとHUAWEI MatePad 11.5（左）の方が一回り大きい印象です。

背面から見て側面上部には電源ボタンとスピーカーが搭載されています。

側面下部にはスピーカー、USB Type-Cポートがあります。

左側面には音量ボタン・マイクがあります。

右側面には純正キーボード接続用のコネクター「・・・」があります。

同梱物

HUAWEI MatePad 11.5の同梱物は以下の通りです。

ディスプレイ

HUAWEI MatePad 11.5のディスプレイサイズは約11.5インチで画面占有率は約86%となっています。解像度は2,200×1,440と高精細で、最大輝度（明るさ）は400nitのため、眩しい場所などでも見やすくキレイなディスプレイです。

画面の輝度調整レベルが高く、4,093段階の自動調整が行われるため、画面の明るさをより細かく調整することが可能です。

ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzと画像の更新が頻繁に行われるので、滑らかに画面が推移します。

ディスプレイはテュフ ラインランド社の低ブルーライト認証とフリッカーフリー認証を取得し、ブルーライトやちらつきを軽減しています。

そのため、見やすくて、目が疲れにくいディスプレイとなっています。

性能

HUAWEI MatePad 11.5には同価格帯最強クラスのSoC「Qualcomm Snapdragon® 7 Gen 1」を搭載しています。

動画視聴・メモ・ブラウジング程度なら十分使用できますが、ゲームなど高負荷の処理を求める方には全くオススメできません。

SoC	Qualcomm Snapdragon® 7 Gen 1
サイズ	4nm
CPU	4*A78@2.42GHz+4*A55@1.8GHz
GPU	Andreno 644

SoCの性能を数値化してくれるベンチマークアプリ3種「Geekbench 5」「AnTuTu」のスコアは以下の通りです。

Geekbench 5	AnTuTu 9
Single-Core：788 Multi-Core：2932	536422

同格帯のタブレットを「Geekbench Multi-Core」のスコアで比較し、性能差を見てみましょう。

スコア通り、HUAWEI MatePad 11.5より価格が少し高いiPad （第9世代）やXiaomi Pad 6の方がサクサク快適に利用できます。

マルチウィンドウ機能

HUAWEI MatePad 11.5はマルチウィンドウ機能に対応、ワンステップでスマートに画面を分割可能なため、マルチタスクも効率的に行うことができます。

オンライン授業を受けながらノートを取ったり、クラスメートとディスカッションしたりすることが可能です。

よく使う画面分割の組み合わせを保存しておくことで、ワンステップで「マイスタディモード」としてすぐに呼び出せます。

画像のようにポップアップ表示にも対応しています。

スピーカー

HUAWEI MatePad 11.5には高品質な4つのスピーカーを内蔵、いつでもどこでも臨場感溢れる音楽体験が可能です。

HUAWEI独自技術の「HUAWEI Histen 8.0」による立体音響機能で鮮明で厚みのある音質で、超重低音やクリアな高音も気持ち良いです。

カメラ

HUAWEI MatePad 11.5のアウトカメラは1300万画素 (AF対応)で、人も物も景色だけでなく、テキスト・表・グラフなどもキレイに補正してくれます。

ただ、タブレットのカメラですので過度な期待は禁物です、記録用としての利用がオススメです。

インカメラには800万画素の超広角フロントカメラ (FF対応)を採用、105度の超広角レンズ+人物トラッキング機能で、どのように動いても追いかけて撮影してくれるため、オンライン会議にオススメです。

ここでアウトカメラでの作例を紹介します。

テキスト

食べ物

焼肉を撮影しました。プレビュー画面では黒っぽくて不味そうに見えたけど、実際は美味しそうに補正されていました。

おいしそうに撮れています。

お肉の質感も予想以上に表現できており、驚きました。

風景

日中風景を撮影しながら、ズーム性能も確かめました。

1倍（等倍）の写真は料理の写真同様、私の想像以上の仕上がりに驚いています。

2倍での撮影の十分使えそうです。

4倍もなんとはか利用できそうな倍率です。

6倍になると一気に粗さが目立ってきました。

8倍です、なんとか標識が読めるでしょうか。

最大倍率の10倍です、オマケ程度に使える感じです。

電池持ち

ディスプレイ輝度（明るさ）を約50％にした状態で、HUAWEI MatePad 11.5を日常使いしてみました。

バッテリー残量は検証開始から約2時間30分後に100％→75％と結果となりました。

そのため、10時間近くは利用できる計算になります。

使用時間 （使用用途）	電池残量
スタート時	100％
41分 （写真撮影）	96％
25分 （動画視聴）	92％
4分 （データ移行）	91％
1時間30分 （動画視聴）	75％

充電速度

HUAWEI MatePad 11.5の充電速度は20W（10V/2.25A）のため、充電速度が遅くストレスです。

付属のHUAWEI純正充電器を用いて計測したところ、HUAWEI MatePad 11.5の0％→100％までの充電時間は132分（2時間12分）でした。

充電時間 [分]	充電残量[％]
0分	0％
10分	8％
20分	18％
30分	26％
40分	33％
50分	41％
60分	48％
70分	57％
80分	64％
90分	72％
100分	78％
110分	86％
120分	92％
130分	99％
132分	100％

HUAWEI Note

HUAWEI NoteはHUAWEI MatePad 11.5に搭載されているファイルの管理・編集を無料で行えるプリインストールアプリです。

ノートの表紙やペンなど様々な種類の中から好きなものを選んで作成・編集が可能で、ノート内の検索にも対応しています。

PDFファイルも一括でHUAWEI NOTEアプリにインポートできるため、簡単便利にノート作成ができます。

HUAWEI Noteは図形の描写も簡単です。

12種類以上のよく使われる図形（直線、放物線、円、三角形、長方形、平行四辺形など）の描画をサポートしており、手描きで図形を描き終わった際に押したままにすると、自動的に図形を修正してくれます。

キーボード

HUAWEI MatePad 11.5をさらに便利にするアイテムが2in1の専用キーボード「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard for MatePad 11.5」です。

希望小売価格は8,800円とかなり安価ですが、9/6までに当サイト限定クーポンを利用するとなんと実質約3,230円で購入できてしまいます。

HUAWEI Smart Magnetic Keyboard for MatePad 11.5

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HUAWEI Smart Magnetic Keyboard for MatePad 11.5は精巧に作られたキーボードで、Bluetooth接続されています。

コネクタ部分「・・・」に接続すると、ペアリングを求める表示がされ、簡単に接続できます。

1.5mmのキーストロークを採用しているため、一般的なPCと変わらない入力操作が可能です。

キーボードを側面から見た様子です。コンパクトでスリムなことが確認できます（帯状の部分がマグネットでくっついています）。

キーボードは着脱が可能です。スタンドとして使用（キーボード不要）する場合やキーボードを取り外して使用する場合に便利です。

スタンドとして利用する場合は画像の角度でのみ利用できます。

スタンド部分は開閉の2パターンしかありません（任意の角度で固定することはできません）。

HUAWEI MatePad 11.5を安く買う方法

発売日・販売価格

HUAWEI MatePad 11.5は市場想定価格は43,800円で、2023年8月27日に発売します。

今回紹介した専用キーボード「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard for MatePad 11.5」の市場想定価格は8,800円となっています。

両製品ともHUAWEI 公式サイトでの購入がオトクです！！

製品	キャンペーン（併用可能）
HUAWEI MatePad 11.5	以下の割引併用で約15％OFF 43,800円⇒実質約37,230円 ●クーポン「ANEW824」入力で5%OFF【当サイト限定特典】（※） ●レジ割で9％OFF ●My HUAWEI会員なら1%ポイント付与 （※）クーポン利用期限：9月30日(土)23:59
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販売店

HUAWEI MatePad 11.5の販売店は以下の通りです。

ほとんどの家電量販店はWEBのみの取り扱いとなっていますので、ご注意ください。

公式サイト	HUAWEI 公式サイト HUAWEI 楽天市場店 HUAWEI 公式Yahoo!店
ECサイト	Amazon エクスプライス シスキー
家電量販店	ノジマ（WEBのみ） ビックカメラ（WEBのみ） 上新電機（WEBのみ） エディオン（WEBのみ） ヤマダデンキ（WEBのみ） ヨドバシカメラ（WEB・店頭）

HUAWEI 公式サイトではオトクなクーポンの配布やノベルティが貰えるキャンペーン等が実施中です。購入前にぜひご確認ください。

HUAWEI MatePad 11.5のレビュー | まとめ

HUAWEI MatePad 11.5を実際に使用して感じたメリット・デメリットは以下の通りです。