2020年2月25日から予約が開始されていたSamsungのワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds+」が2020年3月12日(木)より販売開始しました。
Galaxy Buds+はリッチな高音とディープな低音をAKGサウンドで届くGalaxy初の2wayスピーカー・ワイヤレスイヤホンです。圧倒的にクリアな音声で通話ができるアダプティブ・トリプル・マイクシステムに加え、ロングライフバッテリーも搭載しているので、高品質なリスニング体験を楽しむことができます。
完全ワイヤレスイヤホンであるGalaxy Buds+は旧モデル「Galaxy Buds」とほぼ同じ価格にも関わらず、電池持ちなどあらゆる面で進化しました。
早速、最新の「Galaxy Buds+」を購入しましたので、前モデル「Galaxy Buds」と比較しながら紹介していきます。
カラー | ホワイト
ブルー ブラック |
---|---|
サイズ | イヤホン
約22.5 x 17.5 x 19.2 mm 充電ケース 約38.8 x 26.5 x 70.0 mm |
接続性 | Bluetooth v5.0
対応Bluetoothプロファイル:A2DP, AVRCP, HFP コーデック:AAC、SBC、Scalable Codec(Samsung独自) |
バッテリー | イヤホン:85mAh (Typical)
充電ケース:270mAh |
センサー | 加速度センサー、ホールセンサー、近接センサー |
相互性 | Galaxy、その他のAndroid:Android 5.0以上&RAM 1.5GB以上
iPhone・iPad(iOS):iOS 10以上&iPhone 7以降の機種 |
Galaxy Buds+とGalaxy Budsの違い-外観
早速、Galaxy Buds+とGalaxy Budsの外箱から比較していきます。
外箱なんて興味ないよ…という方は飛ばして下さい。
筆者のように外箱マニアの方もいると信じています(笑)
Galaxy Buds+の外箱は非常にシンプルです。Galaxyシリーズらしく「Galaxy」の文字が7色に変化します。
Galaxy Buds+とGalaxy Budsの外箱はほとんど変わりません。
Galaxy Budsの本体はマット加工でしたが、Galaxy Buds+ではツルツルと光沢のあるプラスチックになりました。
AirPodsを意識しているように感じます。
Galaxy Buds+ではスピーカーとマイクが1つずつ増えたため、Galaxy BudsよりもGalaxy Buds+の方が厚みと出っ張りがあります。
Galaxy Budsを普段利用している筆者が初めてGalaxy Buds+を耳に入れようとしてもなかなか入らなかったため、見た目以上に形状の違いがありそうです。
- 外箱の説明がわかりやすくなる。
- 充電ケースがマット⇒光沢に変更される。
- Galaxy Buds+の充電ケースの磁石が弱く、最大に開いても固定されない。
- Galaxy Buds+のイヤホン本体がより厚く、形状が変更される。
Galaxy Buds+とGalaxy Budsの違い-機能編
Galaxy Buds+とGalaxy Budsの大きな違い(機能面)は、「バッテリーライフ」と「アンビエントサウンド(外音取り込み機能)」と「音質」です。
Galaxy Buds+ | Galaxy Buds | |
---|---|---|
ホワイト
ブルー ブラック | カラー | ホワイト
イエロー ブラック |
2wayダイナミックスピーカー (Woofer plus Tweeter) | スピーカー | 1wayダイナミックスピーカー |
3つ (外側:2つ、内側:1つ) | マイク | 2つ (外側:1つ、内側:1つ) |
最大11時間 | Buds単体バッテリーライフ
( 再生時間 ) | 最大6時間 |
最大22時間 | 充電ケースと併用時のバッテリーライフ
(再生時間) | 最大13時間 |
約3分間の充電で 再生時間約1時間 | 充電スピード | 約15分間の充電で 再生時間約100分 |
イヤホン/充電ケース | バッテリー残量確認機能 | イヤホン |
〇
(Qi対応) | ワイヤレス充電 | 〇 |
〇
(外音取り込み機能) | アンビエントサウンド | 〇 |
〇 | タッチボリュームコントロール
(Galaxy Wearableアプリより設定可能) | 〇 |
Galaxy Buds+の電池持ちが向上
充電ケースを使用した際のバッテリーライフは、13時間(Galaxy Buds)から22時間(Galaxy Buds+)と大幅に向上しました。
しかし、Galaxy Budsですら13時間と長時間利用できるため、筆者の場合、日中に電池切れとなることはありません。
Appleから販売されている「AirPods with Wireless Charging Case」は充電ケースを使用すれば24時間使用できるため、SamsungはGalaxy Buds+でバッテリーライフの向上に努めたのかもしれません。
Galaxy Buds+でのバッテリーライフの向上は充電回数を減らせることが一番のメリットでしょう。
Galaxy Buds+のアンビエントサウンド機能「アンビエントサウンド機能」が強化
イヤホンに内蔵されているマイクにより、周囲の音を取り込む機能です。イヤホンを外さずに、必要に応じて周囲の音を拾うことができるため、周囲の音を確認しながら音楽を楽しめます。
Androidの場合
Galaxy Buds+では「アンビエントサウンド」機能が強化されたものの、Androidユーザーの場合はGalaxy Budsとの差をあまり感じられないかもしれません。
旧モデルのGalaxy Budsでは既に、Galaxyのウェアラブル専用アプリ「Galaxy Wearable (Gear Manager)」で「周囲の音」からアンビエント機能を設定することができました。
「Galaxy Buds+」と「Galaxy Buds」の設定項目を比較してみると、Galaxy Buds+では充電ケースの充電残量が確認可能になったほか、通話中における周囲の音(アンビエントサウンド機能)を設定できます。
旧モデルであるGalaxy Budsでも、雑音は入るもののしっかり聞き取ることができていました。
Galaxy Buds+では周囲の音がよりクリアに聞こえるようになったため、公共交通機関を利用する際の車内アナウンスがさらに良く聞こえるようになり、雑音が軽減されたことによるストレスも軽減されました。
iPhone・iPadの場合
旧モデルのGalaxy BudsはiPhoneやiPadでも音楽を聴いたり、動画を見たりすること自体は可能でしたが「アンビエントサウンド」機能には対応していませんでした。
Galaxy Buds+ではiPhoneやiPadといったiOS搭載端末でもiOS向け「Galaxy Buds+」アプリのリリースにより「アンビエントサウンド」機能が利用可能となりました。
「Galaxy Buds+」アプリはAppleのアプリストア「App Store」にて無料でダウンロードできます。
Samsung Galaxy Buds+
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iOS版「Galaxy Buds+」アプリの設定項目はAndroid版とほとんど変わりません。
iOS版「Galaxy Buds+」アプリでは、Android版のように「通知」に関する設定項目がありませんが、アプリからではなく「設定」から通知に関する設定を行うことが可能ですが、イヤホンではほとんどの通知は受け取れないと考えていた方がよいでしょう。
Galaxy Buds+の音質が向上
スピーカーがGalaxy Budsではダイナミック式シングルドライバでしたが、Galaxy Buds+ではデュアルドライバになりました。
Galaxy Buds+はGalaxy Budsと比べると、音域が高音・低音ともに幅広くなり、音の厚みが増しました。
そのため、Galaxy Buds+ではGalaxy Budsでは聞こえなかった奥から聞こえる小さな音も再現され、より音楽を楽しむことが可能となりました。
Galaxy Buds+の主な機能
タッチパッド
Galaxy Buds+のイヤホン本体(左右両方)にはタッチパッドが搭載されています。
そのため、タップの仕方により以下の操作が可能です。
タップ(1回) | ・曲を再生/一時停止 |
---|---|
ダブル(2回)タップ | ・次の曲を再生
・電話の応答/終了 |
トリプル(3回)タップ | ・前の曲を再生 |
長押し | ・着信拒否
・ユーザーが選択した操作(左右で別々の設定が可能) 【Androidの場合】 音声コマンド(Googleアシスタント)起動、周囲の音、音量UP/DOWN、Spotify起動 【iPhone・iPad(iOS)の場合】 音声コマンド(Siri)起動、周囲の音、音量UP/DOWN |
バッテリーケース
Galaxy Buds+のバッテリーケースには、イヤホンを充電するためのバッテリーを蓄積することができます。ケースが充電器に接続されていないときは、ライトの色でおおよそのケースのバッテリー交換残量がわかるようになっています。
イヤホンをケースに入れた状態でケースが開いており、ケースが充電中もしくはバッテリー残量がある場合は、Galaxy Buds+アプリでバッテリー残量を確認することもできます。
Galaxy Buds+の便利な機能
開発中の機能ですが、Galaxy Buds+の便利な機能を紹介いたします。
Androidの場合は「Galaxy Wearable (Gear Manager)」⇒「ラボ」、iPhone・iPadの場合は「Samsung Galaxy Buds+」⇒「Labs」で設定ができます。
イヤホンの端をダブルタップ
左のイヤホンの端をダブルタップすると音量が下がり、右のイヤホンの端をダブルタップすると音量が上がります。
「周囲の音(アンビエントサウンド機能)」の音量に「特大」を追加
周囲の音量を通常の音量より大きな音で聞こえるようにすることができるように、音量レベルに「特大」を追加できます。「大」でもかなり大きく周囲の音が聞こえるので「特大」を使用する際はご注意ください。
ゲームモード
オーディオの遅延が最小化され、同期されたゲームサウンドが鮮明になります。最適な環境で楽しむために、イヤホンと端末はなるべく離れないようにしましょう。また、ゲームモードはAndroid限定の機能です。
Galaxy Buds+の使い方
①Androidの方は「Galaxy Wearable (Gear Manager)」、iPhone・iPadの方は「Samsung Galaxy Buds+」アプリを下記からインストールしてください。
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以上で初期設定と接続は完了です。
2回目以降はGalaxy Buds+のケースを開けるだけで自動で接続されます。
Galaxy Buds+ おススメのケース
Galaxy Buds+とGalaxy Budsは同じサイズのため、基本的にGalaxy Buds+でもGalaxy Budsのケースが利用できます。また、Galaxy Buds+専用のケースはほとんど販売されていません。
①【おススメ】QULOO Samsung Galaxy Buds+ シリコンケース
こちらがAmazonで唯一販売されていたGalaxy Buds+専用のケースでしたが、実際に届いたのはGalaxy Budsのケースでした。そのため、Galaxy Buds+専用のケースは存在しないかもしれません。しかし、Galaxy Buds+とGalaxy Budsはサイズが全く同じなので使い回しが可能です。
Galaxy Buds+本体とケースを両面テープで固定するタイプのケースです。
しっかりと開くのでイヤホンの出し入れが簡単に行えます。
②【イマイチ】araree(アラリー)Galaxy Buds専用 シリコンケース
こちらのケースはシリコン製でGalaxy Buds+の上面がむき出しとなります。ケースが薄いため、コンパクトに収納することができます。
しかし、Galaxy Buds+のケースは最大まで開けてもストッパーがないため、写真のように閉じてしまいます。そのため、イヤホンの出し入れが非常にしにくいと感じます。
こちらのケースはGalaxy Harajukuでも販売しています。スタッフに声をかければ、ケースを実際に試すことも可能です。
Galaxy Buds+ はこんな人にオススメできない!!
Galaxy Buds+は既に旧モデルであるGalaxy Budsを所有しているAndroidユーザーにはおススメできません。
なぜなら、Androidユーザーの場合、音質を除いて、「Galaxy Buds+」と「Galaxy Buds」の機能差をあまり感じることができないからです。
逆におススメできるのはGalaxy Budsを所有していない方やGalaxy Budsを使用しているiPhone・iPadユーザーです。
Galaxy Buds+・Galaxy Budsのおススメ度 | ||
Galaxy Buds+
(新モデル) | Galaxy Buds
(旧モデル) | |
---|---|---|
Android | ◎ | △ |
iPhone・iPad(iOS) | ◎ | × |
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